太陽ハウジングの家づくりコラム
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2023.09.07
後悔しない!注文住宅会社の選び方
こんにちは、太陽ハウジングです。
家づくりで重要な住宅会社選び。
注文住宅会社は(住宅メーカーや工務店を合わせると)国内だけで約3万5千社あるそうです。太陽ハウジングのある愛知県だけでも約1600社と、かなりの数の注文住宅会社があります。
それを1つ1つ見て回るということは現実的ではないので、どの会社が自分たちの家づくりに合っているだろうと、ある程度絞った状態で検討すると思います。
そこで今回は「後悔しない!注文住宅会社の選び方」をご紹介します。
このコラムを見ていただくことで、住宅業界の構造が理解できて、自分たちがどの注文住宅会社にするべきなのか何となく見えてくるかもしれません。
■打ち合わせの回数・長さに注目
まずは住宅業界の全体像を把握するために「お金の流れ」に着目していきます。
このお金の流れに着目することで各社どのようなスタンスで家づくりをしているかが見えてきたりします。
具体的に分かりやすく言うと、それは「契約後の打合せの長さ」です。
これがどのようなことかと言うと、注文住宅会社は家が完成して初めて会社にお金が入ってくる収益構造になっています。
ここでのポイントは、注文住宅会社と契約した段階では注文住宅会社側の利益は0円ということです。それにもかかわらず契約後の打合せを長く取ってしまうと、多くの人件費がかかってしまい、場合によっては、利益がマイナスになってしまう可能性もあるわけです。
そのため薄利多売で企業運営をしている注文住宅会社というのは、契約後の打合せについて何かしらの仕組みや方法が存在します。
■ハウスメーカー独自のルールを設けていることも
例えば、性能重視の大手●●工務店であれば「●●(工務店名)ルール」というのが存在します。
その工務店では、ある程度決まった間取りをベースにして、そこから手を加えて家づくりをしていくスタイルだったり、キッチンもその工務店オリジナルなものしか入れられなかったり、床材や建材も種類に限りがあります。このように制限をかけることによって契約後の打合せを短縮する仕組みがあります。
最近SNSでも施工例でよく見かける△△工務店。家づくりをしている方なら一度は目にしたことのある△△工務店は、契約後の打合せは3回しかできないルールが存在します。
家の打合せは1回2~3時間くらいなので3回×3時間の合計9時間でプラン・仕様をすべて決めるということになります。かなりスピーディーですよね。
他にも、良く聞くハウスメーカーでは、○○ホームや▲▲不動産などは、値引きを条件に着工期限を設けるというのもあります。例えば、今月内に契約してくれたら〇〇万値引きします。その代わりに〇〇月までに着工できるように打合せを完了させてください、という感じです。
■打ち合わせの短縮でよく行われる方法
契約後の打合せを短縮する仕組みや方法は大きく分けると3つになります。
①選択肢の幅を制限する
②打合せの回数制限を設ける
③着工期限を設けて打合せの完了日を決める
以上の3つがあり、時間がかかる契約後の打合せを短縮して多くの家を建てることを目的とした薄利多売のビジネスモデルになります。
契約後の打合せを短縮して棟数を多く建てることを目的としている注文住宅会社は、このような仕組みの上に企業があるわけですから、基本的にこだわった家づくりはできないと思った方が良いかもしれません。
もちろん価格が抑えられるというメリットもありますが、コストを抑えるために契約後の打合せを短縮する仕組みや方法など制限が存在するため、こだわった家づくりがしにくい環境下にあります。
上記のような注文住宅会社は、このようなビジネスモデルの上で企業運営を行っているため、このビジネスモデルを壊すような例外的な対応は絶対にしませんというか出来ません。
■太陽ハウジングの仕組み
では、上記のような薄利多売のビジネスモデルを行っていない「太陽ハウジングはどうなんだ?」と気になられる方もいらっしゃると思います。
実は太陽ハウジングの注文住宅は決して安くなく、正直金額が高いです。
なぜかといったら「人件費がかかっているから」という理由もありますが、これは決してネガティブな理由ではありません。
注文住宅は綿密に打合せを行おうと思うと、相当な時間と労力が必要になります。
具体的にお伝えをすると、短くて3~4ヶ月。平均して6か月くらい契約後の打合せに時間を費やします。しかも打合せの回数制限や着工期限はありません。
このような仕組みの上で打合せを行うわけですから、こだわった建物を作りやすい環境が整っています。
太陽ハウジングには、じっくり作り上げていく文化が存在します。
契約後の打合せを短縮して棟数を多く建てることを目的としている注文住宅会社とは違い、こだわった家づくりができる環境が整っているということ、そして性能もデザインも両立したい方にオススメできます。
そのため、何をしてもローコストメーカーのような価格帯にはなりません。
中には想定していたよりも高い見積もりを見て、不信感を抱く人もいるかもしれませんが、
これはビジネスの構造上仕方のないことだと考えています。
■太陽ハウジングと大手ハウスメーカーとの違い
上記の内容は、□□ハウスや■■ハウスなどの大手ハウスメーカーと同じビジネスモデルだと思います。
ただ、太陽ハウジングと大手ハウスメーカーの違う点をあげるとすれば、「お金の流れ」です。
結論から先にお伝えすると、太陽ハウジングでは着手金・中間金が不要です。
まず大枠から説明します。
「家が完成して初めて会社にお金が入ってくる収益構造」と冒頭でお伝えしましたが、
このお金の流れだと、家が完成するまで家の骨組の木材や建築資材、建築に携わる大工さんなどの人件費をすべて住宅会社が賄う必要があります。これでは建築する住宅会社の負担が大きいため、ほとんどのハウスメーカーで、契約金(手付金)とは別に一時金を支払うケースがほとんどです。それが「工事着手金」と「建築中間金」です。
・工事着手金とは?
工事着手金または建築着工金と会社によって呼び方が違いますが、内容は同じです。
建築工事が始まる前、基礎工事完了時など支払うタイミングは様々ですが、住宅会社に支払います。工事着手金は建物価格の20~30%です。
・建築中間金
中間金や上棟金と呼ばれます。建物の本体である構造躯体を組み上げる工事(上棟)が完了したタイミングで支払うケースがほとんどです。中間金(上棟金)も着手金と同様で建物価格の20~30%です。
建物が組み上がる上棟までにいくらくらい必要なのかまとめると、
- 契約金(手付金):建物価格の5~10%
- 工事着手金 :建物価格の20~30%
- 建築中間金 :建物価格の20~30%
具体的な金額で表すと建物価格2,500万円だった場合、1,125万円~1,750万円を住宅会社に支払うことになります。この金額だと家を建てるために貯めてきた貯金から支払える金額ではないですよね?
着手金や中間金を自己資金で支払うことができない場合として、無担保の短期借入(つなぎ融資)や建築確認後すぐ住宅ローン実行(設定前融資)の2つの方法で支払います。
メリットとして、住宅会社へ着工金や中間金の支払いができる。デメリットとして、つなぎ融資であれば金利負担がある、設定前融資であれば登記費用が高くなります。ここでは詳細は割愛しますが、施主側に何かしらの負担が発生することになります。
コラムの本題とは大きく外れましたが、太陽ハウジングは契約金(手付金)のみで着手金・中間金を準備する必要がなく、完成までの建築費用をすべて負担できる財務状況が健全な工務店になります。
■注文住宅会社のお金の流れに注目!
注文住宅会社のお金の流れに着目することで、注文住宅会社はどのようなスタンスで家づくりをしているか何となく見えてくると思います。
今回お伝えした内容をまとめると、この住宅業界には安くて良いものは存在しないということです。(厳しい現実かもしれませんが、これが事実です。)
だからこそ、家づくりをしている皆さんは「制限があることを許容して家づくりをするのか」「価格が高いのを許容して家づくりをするのか」のどちらかを選ぶ必要があります。
家づくりというのは、一生に一回の大きな買い物と言われています。
これから家を建てる方は、上記のことを理解した上で注文住宅会社選びをおすすめいたします。
こだわった家づくりをしたい、お金の流れはシンプルで余計な費用を払いたくないとお考えの方は、ぜひ太陽ハウジングへご相談ください!