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2024.09.26

【ズボラさんシリーズ(おまけ)】お掃除&お洗濯がラクになる!ズボラさん向けおすすめ家電とは?

こんにちは、太陽ハウジングです。

これまで「ズボラさんシリーズ」では、キッチンで失敗しない設備や仕様【第1回目】収納【第2回目】レイアウト【第3回目】をお伝えしてきましたが、今回はおまけとして、お掃除&お洗濯がラクになる!ズボラさん向けおすすめ家電をお伝えします。

家電選びも家づくりと同じくらい重要です。
断熱性や耐震性といった家の性能も、もちろん大切ですが、実際に暮らし始めた後、日々目にし、使うのは家電です。
家づくりに予算を掛けすぎて、安価な家電で失敗したり、逆に高価な家電を買っても機能を使いこなせなかったりすることもあります。予算に余裕がある方は最上位モデルの家電を購入するのも良いですが、慎重に選んで失敗を避けることが大切です。

家づくりをしている方であれば、家電の購入に50万円ほどの予算を確保することをおすすめします。家づくりで50万円を追加しても大きな変更はできないことが多いですが、その予算で家電を選べば、かなり良いものが手に入り、日々の家事が楽になります。できる限り、家の予算の中から家電の予算を少しでも確保するようにしてください。

家の中を掃除してきれいにすることを頑張らなくても、家電を充実させて生活や家事を効率化する仕組みを作ることで時間的な余裕が出来て結果的にきれいになります。

家電選びは、その仕組みを作るための大切なステップです。家具選びは妥協しないで、お金を掛けるべきところということ押さえておいてください。

■家電選びのポイント


家電を選ぶ際の注意点として、最初からメーカー名で決めてしまわないようにしましょう。例えば、Panasonic、日立、ソニー、三菱などのメーカーで選ぶのではなく、家づくりと同じように、必要な要素を細かくパーツごとに分けて考えることが重要です。

例えば、洗濯機を選ぶ際は、「ドラム式or縦型」、「洗濯容量」、「乾燥機能」、「洗剤の自動投入」など、ますは必要な条件を洗い出しましょう。その後、家電の必要機能リストを作成して、条件に合う洗濯機をピックアップします。その結果として日立のビートウォッシュ、東芝のザブーンといったモデルが候補になったが正しい選び方になります。

予算に余裕がある方やこだわりのない方であれば、細かく考えず最上位グレードの最新機種を買っても良いと思います。ただ、家電にそこまでの予算をかけられないという方が多いと思いますので、必要な機能を確認して上から2番目3番目あたりのモデルを狙っていくのが良いと思います。

エアコンなど、設置工事が必要な家電は、購入するお店を慎重に選ぶ必要があります。一方で、掃除機や炊飯器など自分で設置できる家電は、通販を含めて最も安い店舗で購入しても問題ないと思います。

また、家電量販店で価格交渉をしてみるのもおすすめです。価格交渉は気が引ける、かっこよくないというイメージがあるかもしれませんが、同じ商品だったら出来るだけ安く購入できたほうが良いですよね。勇気を出してチャレンジしてみてください。

では、ズボラさん向けおすすめ家電をお伝えします。

■ロボット掃除機


毎日自動で掃除してくれるロボット掃除機は、家事を大幅に楽にしてくれる優れものです。ソファやテーブル、ベッドの下を掃除する際、立ったり座ったりを繰り返すのはかなり大変な作業ですよね。多くのロボット掃除機はスマホで操作やスケジュール設定ができ、外出中に掃除を済ませることも可能です。

また、ロボット掃除機を使用する前には、床に物が落ちていない状態にしないといけないので、自然と床を片付ける習慣も身につきます。

ロボット掃除機の選び方には、次の3つのタイプがあります。
① 吸引タイプ:床のゴミを吸い取るタイプ。
② 水拭きタイプ:床をモップで拭き掃除するタイプ。
③ 吸引&水拭きタイプ:吸引と水拭きの両方ができるタイプ。

どれでもお好みでと思いますが、水拭き機能は良いですよ。フローリングがピカピカのサラサラになります。もちろん吸引だけでも充分という方もいると思いますので、ご自身のライフスタイルに合わせて選んでみてください。

ゴミの自動回収機能は、ズボラさんには嬉しい機能かもしれません。
従来のロボット掃除機は本体のダストボックスを開いてゴミを捨てる必要がありましたが、最近の機種は充電ステーションにゴミ回収機能が付いていて、ロボット掃除機のダストボックスに溜まったゴミを紙パックに移し換えてくれるので非常に楽です。紙パックの容量も大きくて1カ月以上ゴミを溜めておけるのでメンテも楽ちん。本体のダストボックスを毎回パカパカ開いて捨てるのは喘息やアレルギーの方や掃除が苦手なズボラさんにはしんどい作業ですよね。
設置するスペースは取りますし、少し価格は高くなりますが、ゴミの回収機能はあったほうが良いと思います。

あと、水拭き機能がある場合は、モップの洗浄機能と乾燥機能はあったほうが良いと思います。水拭きのモップは使っているうちに汚れが溜まり、それを取り外して洗う必要があります。洗浄機能だけではモップが湿ったままで、乾燥機能がないと臭くなってしまう可能性があるため、両方の機能が揃っているモデルを選ぶのが理想です。

その他にも、カーペットの検知能力や段差を超える高さ、マッピング機能やセンサーの精度も合わせてチェックしてくださいね。

ロボット掃除機あるあるかもしれませんが、名前を付けていただいて家族が1人増えたような感じでかわいがりながら使ってみてくださいね。

■掃除機


これは先ほどロボット掃除機ではなく、自分で操作する掃除機のことです。
「ロボット掃除機があるのに普通の掃除機って必要ですか?」と思うかもしれませんが、ロボット掃除機は段差のある階段や部屋の隅、カーテンの下など細かい部分は掃除できません。そのため、通常の掃除機も必要です。

掃除機にはヘッドと本体が分かれているキャニスター型と一体になっているスティック型があります。すごい吸引力を求める方であればキャニスター型と思いますが、基本、スティック型で良いと思います。
スリムな形状で収納しやすく、特にコードレスタイプは掃除が非常に楽になります。

スティック型の掃除機を選ぶ際は2キロ以下の重さのモデルを選んでください。
スティック型の掃除機と言えば「ダイソン」を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、以前のモデルは大きくて重く、特に女性には扱いづらいこともありました。
各メーカーが軽量モデルを出したところ売れ行きが良かったため、ダイソンもそれに合わせてダイソンでも小型・軽量タイプが登場して、現在のモデルは使いやすく改良されています。

最長運転時間も選ぶ際のポイントです。メーカー表示で30分~60分とありますが、小さく※印で「エコ運転モードの場合」とか書いてあることもありますので、通常モードで30分以上使用できるものを選んでください。
バッテリーは使っているうちに劣化していきますので、運転時間は加味していただいたほうが良いと思います。

掃除機の中には、ロボット掃除機と同様にゴミ回収機能が付いたモデルもあります。これは特に喘息やアレルギーのある方、また掃除が苦手なズボラさんにおすすめです。ゴミ捨ての回数が減り、ダストボックスも小型で扱いやすいので、日々の掃除が格段に楽になります。少し贅沢な機能ですが、掃除の手間を減らすために検討してみても良いかもしれません。

■洗濯機


洗濯機を選ぶポイントは、縦型orドラム式、乾燥機能、洗剤や柔軟剤の自動投入機能があるかどうかです。

・縦型とドラム式のメリットデメリット
【縦型洗濯機】

メリット① 洗浄力が高い
大量の水で洗剤を泡立てながら洗濯槽の底にある羽根の回転によって水を撹拌しながら衣類同士を「こすり洗い」します。このため、頑固な泥汚れも落ちしやすいです。

メリット② 価格が安い
各メーカードラム式に比べて安価に設定されていますので、価格を抑えたい方におすすめです。

メリット③ 本体の大きさがコンパクト
ドラム式と比べて本体がコンパクトです。ドラム式は大きくて設置できない、廊下が狭く扉が干渉して通れない場合でも設置しやすいです。

デメリット① 衣類が傷みやすい
「こすり洗い」をするため、衣類同士が擦れてしまい傷みやすくなります。
おしゃれ着などは通常洗濯コースではなく、おしゃれ着コース(ドライコース)でネットに入れるなど、ひと手間が必要になります。

デメリット② 多くの水が必要
縦型洗濯機はその形状から多くの水を使用しますので節水性はドラム式に比べて低くなります。

【ドラム式洗濯機】
メリット① 節水性が高い

ドラム式洗濯機は洗濯槽が斜めになっており、ドラムが回転することで少量の水でも洗濯物を水に浸けて洗うことができます。

メリット② 衣類にやさしい
洗濯槽が横に回転するので「たたき洗い」になり衣類同士が擦れにくく傷みにくいです。

メリット③ 乾燥機能
ドラムの回転により洗濯物が大きく広がり、ふんわりと仕上がります。洗濯から乾燥までをワンストップで完了できるのも魅力です。

デメリット① サイズが大きい
縦型に比べてサイズが大きく、横から洗濯物を出すので扉が開くスペースも必要になります。

デメリット② 洗浄力が劣る
ドラム式は節水性が高い反面、使用する水が少ないため、洗浄力が縦型に比べて劣ります。また、色移りしやすいため、白物と色柄物を分けて洗う必要があります。

デメリット③ 値段が高い
各メーカー縦型洗濯機と比べて高価に設定されています。また、乾燥機能やスマホ連動機能など付加価値が付くと、さらに価格が上がります

ガス衣類乾燥機の「乾太くん」を入れるなら縦型洗濯機、衣類乾燥機を導入しないならドラム式洗濯機という考えで良いと思います。
また、ドラム式洗濯機や乾太くんの閉じ込めによる窒息死が増えておりますので小さなお子さんがいる家庭は注意してください。

詳しくは、家づくりコラム【事故が起きてからでは遅い!】家庭内で子どもの不慮の事故が起きる事故リスクと対策とは?をご参照ください。

・洗濯機の容量
洗濯機の容量は、「家族の人数×1.6キロ」が目安とされていますが、家族の人数だけでなく、布団カバーや毛布、シーツなど大きなものを洗うことや、衣類をまとめて洗う機会があることも考慮して、少し大きめのサイズを選ぶことをおすすめします。

洗濯槽に余裕があると、モーターへの負荷や洗濯時の騒音が軽減されるだけでなく、まとめて洗濯することで洗濯槽に水を貯める回数が減り、節水にもつながります。

具体的な目安として、4人家族なら7kg~9kg、5人家族なら10kg以上の容量が理想です。もちろん家族によっては洗濯の量は違いますので、家族に応じて選んでいただけたらと思いますが、ちょっとプラスアルファの容量で考えたほうが良いと思います。

洗剤・柔軟剤の自動投入機能
洗濯の手間を少しでも減らしたい方には、「洗剤・柔軟剤の自動投入機能」を搭載した洗濯機がオススメです。

液体洗剤や柔軟剤をタンクに入れておけば、洗濯物の量に応じて自動で適量を投入してくれます。洗濯時の面倒な計量が不要になるだけでなく、洗剤の入れすぎやこぼしによるミスも防げます。また、洗濯機のまわりに洗剤や柔軟剤を置かなくて済むため、見た目もスッキリします。

また、自動投入タンクとは別に「手動投入洗剤ケース」を搭載した洗濯機もありますので、その日の気分で液体洗剤や柔軟剤を使い分けたい方にも安心です。

縦型洗濯機を選ぶ際に蓋の開け方にも注意が必要です。洗濯機の上部に乾太くんを設置したり、棚をつけたりする場合は、洗濯機の蓋が干渉しないか気をつけましょう。
洗濯機を選ぶときには、高さだけでなく、蓋を開けた状態の高さも確認してくださいね。

今回は、お掃除&お洗濯がラクになる!ズボラさん向けおすすめ家電についてご紹介しました。家電の選び方により家事が楽になり、家族と過ごす時間も増えます。

家電選びで後悔することがないように、ご家族のお気に入りを見つけていただく参考にしてみてくださいね。