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2025.02.02

工務課・森

危険予知

こんにちは、工務課の森です。

 
 

 

大名古屋温泉、ヘソまで深い大浴槽、競技用プールのような広い風呂が魅力の温泉だ。

私が生まれた頃にできた大きな温泉施設、宴会、宿泊も出来、ゲームコーナーも充実していた。

当時はたくさんの人で賑わっていた。

 

昭和の空気感がたまらないレトロなお気に入りの場所‥

しかし残念だが少し前に解体されて今はない。

ここには寒い頃になると思い出す娘との出来事がある。

 
 
 

寒い季節、休みの朝に行くのが定番だった。

いつも決まった数人で貸切の状態、贅沢な朝だ。

ここの特徴と言えるヘソまである深すぎる風呂では、ふちの段に座るしかない。

広い水面越しに庭を見ることになる。

滝のような打たせ湯の音。

何も考えない時間を過ごし、1週間の疲れが癒やされた。

 
 

当時、平日が休みの私は、幼い娘と2人でここに来た事がある。

 

初めて来た娘がワクワクしている。

一生懸命に話してくる娘‥

今では考えられない‥、可愛かった。

 
 

楽しい気分で脱衣場から浴場へ入った。

 
 

朝は年寄りとホストと思われる若者が少しというのが常だ。

しかし、この日はいつもと雰囲気が違う。

12月のこの日、前日の晩に忘年会があり、そのまま宿泊した団体が、朝風呂へ流れたようだ。

しかし違うのは賑やかなだけではない。

瞬時に危険と感じる空気感があった。

 
 

全身にシブい色彩の絵が‥

 

皆さんの全身に描かれている‥

 
 

一般的にはお断りされるのだろうが、こういうところも昭和のまで、ここの面白いところでもあった。

親分的存在感の人が、足だけ浴槽に浸かり大股を開いて座っている。

仲間と会話を楽しんでいた。

 

背中の絵を近くで見たくなった。

 
 

親分との間に1人分の隙間をつくり、娘と座った。

 
 

     うかつだった・・

 
 

娘が元気よく言った

 
 
 

     「変な人っ!」

     ‥っ!
     ‥っ!‥

 
 
 

慌てず、焦らず‥

かき消すようにハミングしたアンパンマンは倍速だった‥

早回しの動画のように、娘を引きずりその場を立ち去った

 
 

できたはずの危険予知だ‥