太陽ハウジングの家づくりコラム
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2022.11.10
照明の光の色にはどんなものがある?
こんにちは。太陽ハウジングです。
先日は照明の種類についてご紹介しました。形状によって光の当たり方が変わってくるので、空間づくりにおいてはどこに・どんな照明器具を入れるかが非常に重要となってきます。
同じくらい大切なのが照明の光の色です。大きく分けて「電球色」「温白色」「昼光色」という3色があり、どれを選ぶかで空間の雰囲気や物の見え方がガラリと変わります。
【出典】コイズミ照明株式会社 Webカタログ『あかり専科[vol.41] 2022-2023』
・電球色
オレンジがかったあたたかみのある色合いです。光の色味はケルビン(K)という単位で表しますが、電球色はおよそ3000Kです。日が沈む夕焼けと同じ色で、この電球色を見た人の脳は活動が終わる夕方と認識して、リラックスモードに切り替わります。
玄関の照明を電球色にすることで、帰ってきたときの安心感が得られます。また、ダイニングで使うと料理が美味しそうに見える効果があります。
しかし、リラックス効果が高すぎるため、勉強部屋やワーキングスペースなど、活動的にならなければいけない場所には不向きです。また、料理を美味しそうに見せる効果はありますが、火の通りが確認しづらいので、キッチンでもあまり使われません。
使われる場所:リビング、ダイニング、寝室、玄関、トイレ、浴室
使われにくい場所:キッチン、書斎、ランドリールーム、家事室、WIC
・温白色
落ち着きがある薄いオレンジ色です。色温度は3500Kで、夕日や朝日に似たような色です。電球色ほどではありませんが、リラックス効果があります。
穏やかな雰囲気を演出できるので、家族が集まるリビングやダイニングにおすすめです。ただし、電球色と同様に色が正しく認識しにくいため、キッチンには不向きと言えます。
使われる場所:リビング、ダイニング、階段、廊下、和室
使われにくい場所:キッチン、書斎、ランドリールーム、家事室、WIC
・昼白色
イキイキとした、白い色味です。5000Kで、日中の太陽光と同じような色合いです。洗面台やウォークインクローゼットなど色を正しく認識する必要がある場所、料理の火の通りを見るキッチンなどで使われることが多いです。万能タイプで、どの空間に使っても違和感はありません。
ただし、夜間に太陽光に近い昼白色の光を浴びると、脳が必要以上に活性化して睡眠障害や体内時計の乱れにつながります。寝室での使用はあまりおすすめできません。
使われる場所:リビング、ダイニング、キッチン、ランドリールーム、家事室、WICなど
使われにくい場所:寝室
照明と一口に言ってもさまざまな種類、色があります。さらに大きさや取り付け方によっても見え方が変わるため、実は家づくりの中でも非常に悩ましい要素といえます。
太陽ハウジングでは経験豊富な照明専門のスタッフがいます。お部屋の用途やお客さまがお持ちのイメージ、演出したい雰囲気などによってぴったりの照明器具や色をご提案しますので、ぜひご相談ください。