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2023.05.25

【コラム】太陽光発電、蓄電池を設置するメリットや留意点とは?

こんにちは、太陽ハウジングです。

 

お客さまより「太陽光発電って良いですか?売電価格も下がったし、損するなら止めたほうが良い?」という質問がありました。

 

結論から言うと「太陽光発電設置は早ければ早いほうが良い」です。

 

そこで今回は、太陽光発電、蓄電池を設置するメリットと留意点をご紹介します。

 

■太陽光発電・蓄電池を設置するメリット

「買う電気を減らせる」

 

毎月電気代が値上がりしているように感じている方は多いのではないでしょうか。
買う電気が多い家庭ほど、電気料金の上昇が気になる方が多いと思います。

 

2023年5月現在、私たちの生活に必要不可欠な電力の価格は上昇の一途をたどっています。

 

その理由は主に燃料の価格上昇によるものです。電力会社は電力を生成するために原油、液化天然ガス(LNG)、石炭などの燃料を使用しており、これらの価格が上昇すれば電気料金も上昇するというメカニズムがあります。

 

燃料価格が引き続き高止まりすれば、電気料金もその影響を受けてしまい、このような電気料金の上昇傾向は今後も続く可能性があります。

 

電気料金の明細を見ると「燃料調整額」という項目がありますが、この指標からも電気代上昇は明らかです。

 

「燃料費調整制度」とは 電気料金のコストのうち、燃料費は経済情勢(為替レートや原油価格等)の影響を大きく受けることから、電力会社の経営効率化の成果を明確にするため、燃料費の変動を迅速に電気料金に反映させる制度です。

 

「再生可能エネルギー発電促進賦課金」とは、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」によって電力会社等が買取りに要した費用を、電気のご使用量に応じて、電気料金の一部として、電気をご使用になるお客さまにご負担いただくものです。

 

ここまでで分かることは、電気を買えば買うほど電気料金に「燃料費調整費」と「再エネ賦課金」が上乗せされて、負担する電気代が上がっているということです。そしてその負担額は今後も肥大化することが懸念されています。

 

そこで考えるべきなのが、太陽光発電システムの導入です。自宅に太陽光発電システムを設置すれば、自分の家で使う電気を自分でつくることができます。そして電力会社から電気を買う量を減らせるため、燃料価格の上昇に左右されにくくなり、電気料金の上昇を抑えることが可能になります。

 

太陽ハウジングでは太陽光発電システムや蓄電池を設置した場合の電気代のシミュレーションを行ってお客さまごとに最適なご提案をしております。

 

「災害時の非常電源」
大規模災害などで停電が発生した場合、太陽光発電は非常電源として使用することでできます。家の中の照明や冷蔵庫などの最低限の家電製品、携帯電話の充電が可能です。

 

昼間は直接電気を取り出して使用して、昼間の発電分を蓄電池に貯めておけば夜間にも電気を使用できます。
そもそも太陽光発電が非常電源として使用できることを知らない方、知っていたが使用方法が分からない方も多いのが事実です。

 

非常電源(自立運転コンセント)がどこにあるか事前に確認をすることをおすすめします。
非常電源(自立運転コンセント)はパワーコンディショナーに直接挿して使用するタイプが多いです。パワーコンディショナーが家に中にあれば良いですが、屋外にある場合は非常電源として使いにくいので、コンセントを挿しやすい場所に設置しておくことがおすすめです。

 

ちなみに、太陽ハウジングで太陽光発電を施工するときは、打合せで決定した場所に非常電源(自立運転コンセント)を宅内に施工します。先回りすぎて伝わりにくいですが、災害時に少しでも安心して使えるようにと、ご提案しています。

 

■太陽光発電・蓄電池を設置するデメリット

「初期費用がかかる」

 

太陽光発電システムや蓄電池は、まだまだ高額な商材のため初期費用がかかります。そのため慎重に検討する必要はありますが、諸費費用がかからない太陽光発電システムや蓄電池のリースも行っております。リース契約は「譲渡条件付きリース契約」となりますので、リース期間終了後はお客様に無償譲渡となります。

 

太陽光発電システムや蓄電池設置はメリットも多々ありますが、コストアップなどデメリットもありますので、詳しくは太陽ハウジング担当者までお問合せください。

 

■太陽光発電システム選びの留意点

 

1.パワコン(パワーコンディショナー)はマルチストリング型と集中型
●マルチストリング型(昇圧機能内蔵)
…入力回路が複数

 

・メリット
太陽電池モジュールからの入力回路ごとに電力変換を行うため、モジュールの枚数を回路ごとに揃える必要がありません。
屋根に合わせてより多くの太陽電池を設置することができるので、屋根形状に合わせて太陽電池モジュールが設置可能

 

・デメリット
集中型と比べると割高

 

●集中型(昇圧機能なし)
…入力回路が1回路

 

・メリット
機器にかかるコストを抑えられる。
きれいに割り切れて枚数を揃えた回路構成であれば変換効率はマルチ型より約1%高い

 

・デメリット
太陽電池モジュールからの入力回路を1つにまとめて電力変換を行うため、モジュールの枚数を回路ごとに揃える必要がある。

 

2.モニターの有無
太陽光発電はモニターがなくても稼働します。

 

モニターがあることで、太陽光+蓄電池の電気の見える化に加え、IoTやAIクラウドに対応しているので、家中の電力をまとめて見ることができるようになります。

 

WEB接続でスマホやPCからも確認できますが、常に発電状況や自給率が表示されているほうがエコにつながります。

 

3.WEB接続タイプ(スマホ・PC連動)
遠隔モニタリングや気象警報連動(地域の気象情報を取得し警報に合わせて蓄電池の充電量を自動調整します)が使用できます。今後の拡張性を考えると必須です。

 

4.HEMS付
HEMSとは、ホーム・エネルギー・マネージメント・システムのことで、家全体の家電(エアコンや照明器具など)や、設備機器(太陽光発電や蓄電池など)を一括自動制御してくれる機器のことです。

 

スマホ連携ができて、リアルタイムで電気の量を見ることができたり、家全体の電気量を把握して自動調整してくれたりというメリットがあります。

 

5.パワコンの設置場所は屋内?屋外?
パワコンは、ご自宅の分電盤のすぐ近くに設置します。一般的な住宅の分電盤は洗面所にあるため、屋内に設置する場合は洗面所に、屋外に設置する場合分電盤の外の壁の近くに設置することとなります。

 

6.メーカー遠隔監視
遠隔監視を導入することで、太陽光発電の発電量を常時チェックしてもらうこともできます。24時間体制で発電量の減少がないかなどのチェックを行うため、故障や盗難などのトラブルに対して早い段階での対応が可能となります。

 

7.施工保証期間
設備機器別の保証期間や内容を確認しておくことも大切です。太陽光発電の保証期間は一般的に15〜20年で、製品保証、出力保証、周辺機器保証、自然災害保証があります。

 

8.重塩害対応
塩害被害を受けやすい「塩害地域」の場合には、太陽光パネルとパワコンそれぞれに対策が必要です。近年登場している煙害対応型の太陽光パネルを採用したり、パワコンは室内型にするなどの対策をしましょう。

 

ZEH住宅の認定には太陽光発電が必須となります。
東京都では2025年4月から新築の一戸建て住宅に太陽光発電の設置が義務化の予定です。
今後、太陽光発電の設置は促進されていきます。
電気料金がさらに高騰化され、蓄電池やV2Hの導入で余剰発電分を活用する動きも活発になると思います。

 

住宅だけでなく、太陽光発電・蓄電池についても、太陽ハウジングにご相談ください!

 

次回のブログもお楽しみに!