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2024.07.11
【外壁材はどう選ぶ?】失敗しない外壁材の選び方とは?
こんにちは、太陽ハウジングです。
今回は外壁材についてのお話をします。
外壁材にはサイディング、ガルバリウム鋼板、塗り壁、タイルなど多くの種類があり、それぞれに特徴があります。そのため、どの外壁材が良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「失敗しない外壁材の選び方」として、それぞれの外壁材の特徴やメリット・デメリット、誰も教えてくれない注意点についてご紹介します。
外壁材選びは、みなさんが思っている以上に重要です。外壁材の選び方を誤ると、雨漏りや思わぬメンテナンス費用、高額な初期費用、そして外観の不満などの問題が生じます。外観は「家の顔」になる部分であり、誰からも見られる場所です。家の雰囲気を左右する重要な部分なので、納得のいく外観にしたいですよね。
特に初期費用やメンテナンス費用が高額になると、予算オーバーになりやすく、最初にかかる費用が大きな負担になることがあります。例えば、予算を超えてしまい、他の部分にかけるお金が足りなくなることや、長期的なメンテナンス費用が重なって家計に負担がかかることも考えられます。
外壁選びが難しい理由の一つとして、住宅会社がそれぞれ異なる提案をしてくることが挙げられます。その理由は、それぞれの住宅会社が勧めたい外壁が異なるからです。
具体的には、サイディングを使用している住宅会社なら「デザインが豊富なサイディングが良い」と言い、ガルバリウム鋼板を使用している会社なら「スタイリッシュなデザインのガルバリウム鋼板が良い」と言います。インターネットで調べてもそれぞれのメリット・デメリットは分かりますが、最終的に自分たちにはどの外壁材が合っているのかということは、なかなか教えてくれません。
このコラムを通じて、皆さんが自分に合った外壁材を選ぶ手助けになれば幸いです。
■窯業系サイディング
最もポピュラーで新築の木造住宅の7割以上が窯業系サイディングを採用しています。
窯業系サイディングは、セメントに繊維系の素材を混ぜ合わせた基材にタイル調やレンガ調、木目調などの塗装を施した外壁材です。
〇窯業系サイディングのメリット
コストが安価なものからグレードが高いシリーズまでラインナップが多く、豊富なデザインとカラーバリエーションにより、モダンから和風まで幅広いパターンが魅力です。昔はメンテナンスがかかり長持ちしないサイディングが多かったですが、最近の窯業系サイディングは塗膜技術のセルフクリーニング機能が発達して、窯業系サイディングの種類によってはメンテナンス期間を延ばすことができる材料もあります。
〇窯業系サイディングのデメリット
シーリング(コーキング)の目地がダサい。あまり気にしない方なら(これくらい良いじゃん)と思うかもしれませんが、デザインを気にする方は目地を嫌いますね。サイディングの幅は決まっていますので継ぎ目ができます。各サイディングを繋ぐために継ぎ目にゴムのようなシーリングを施工するためです。
その施工したシーリングが痩せたり、変色したりすることによって目地が目立ちます。これが窯業系サイディングの1番のデメリットになります。
また、汚れを落とすセルフクリーニング機能が付いていない安価なローグレードの窯業系サイディングを選んでしまうと、10年くらいでメンテナンス費用が100万円~150万円かかることがありますので、ローグレードの場合には結構なメンテナンス費用がかかってしまうことも。
さらに、さきほどのサイディングの目地に使うシーリングも高耐久のものを選ばないと、すぐに硬くなって変色してひび割れして見た目が非常に悪くなります。このあたりが窯業系サイディングのデメリットです。
〇窯業系サイディングを採用する際の注意点
・サイディングの塗膜保証が15年以上のものを選択する
ローグレードの場合、塗膜保証が10年もしくは保証自体が無いものがありますので、10年~15年でメンテナンスが必要になってきます。一方で塗膜保証15年以上のものにしておくと20年~25年はノーメンテでいける可能性がありますので、塗膜保証を15年以上の外壁材を選ぶことをオススメします。
・高耐久のシーリングを選択する
サイディングの継ぎ目で使用するシーリング材は高耐久のものを選んでください。
シーリングにも保証15年付けられるものがあります。具体的には、ニチハであればプラチナシール、KMEW(ケイミュー)であればスーパーKMEWシールです。
この2つを選択していただければ、窯業系サイディングは良いと思います。
〇窯業系サイディングのQ&A
Q.保証とありますが、保証条件など厳しく保証が受けられないことがあるから、当てにできないんじゃないですか?
A.その通りです。保証自体は当てにできません。
保証条件が厳しく保証適用外になってしまうことはありますので、15年間で何があっても大丈夫とか雨漏りしても大丈夫というわけではありません。過度な心配は不要ですが、保証年数は製品を見極める判断材料や建材選びの基準として知っていただければと思います。
Q.シーリングレス外壁ってどうですか?
A.あまりオススメしません。デザイン優先でそこにお金を掛けたい方向けです。
窯業系サイディングの目地がダサいとありましたが、その目地を無くしますという窯業系サイディングがあります。
サイディングの継ぎ目はシーリング無しになってシーリングレスになりますが、サッシ(窓)や換気口のまわりはシーリングを施工することになります。したがって、完全にシーリングレスにすることは無理なので、そこまでお金を掛けてやらなくても良いと思います。見た目でシーリング(目地)がないのでデザインはキレイになりますので、デザインを優先してそこにお金を掛けるならアリかなと思います。
ただ、シーリングは遊びを作るクッションや緩衝材の役割も持っています。シーリングには地震や地盤の揺れなどによって外壁に亀裂が入らないようにとか、雨水の侵入防止や気密性保持の役割もあります。そのため遊びがないから危ない気もします。
シーリングレス外壁は、上下左右の四方(しほう)に実(さね)がある「四方合いじゃくり(しほうあいじゃくり)」のため、施工もかなり難しく、精度を求められます。
複雑な貼り分けの場合、どこか間違えると張り替えるためにはその面をすべて撤去する、1枚だけ外して張替ができないなど、シーリングレス外壁の施工は大変です。そのためシーリングレス外壁は、材料費も施工費も少し高めになっていることを覚えておいてください。
Q.濃い色の外壁って夏は室内が暑くなりますか?
A.現在の断熱性能であれば、外壁の色によって室温が急激に変わることはありません。
確かに濃い色の外壁のほうが表面温度は高くなります。小学校の理科の実験で、黒と白を比較すると黒の方が熱くなると習ったとおり、濃い色の方が表面温度は熱くなることは間違いありません。
ただ、外壁の表面温度が熱くなったからといって、今の断熱性能(断熱等級5のZEH基準)であれば、外壁の色によって熱が伝わり室温がすごく変わることはないと思います。
室内が暑くなることを気にして、濃い色の外壁材を避けなくても良いと思います。
Q.汚れが目立ちにくい色の外壁材は?
A.グレーやベージュの中間色は目立ちにくいかもしれませんが、雨水で汚れが落ちるセルフクリーニング機能が付いている外壁材を選びましょう。
白い外壁は黒い汚れ、黒い外壁は白い汚れが目立ちます。グレーやベージュのような中間色であれば、真っ白や真っ黒の外壁より汚れが目立ちにくくなります。
外壁の色により汚れは目立ちにくくなりますが、汚れがなくなるわけではありませんので、セルフクリーニング機能(雨水で汚れが落ちる)がある外壁材であれば、色は好みで選んでいただいて良いと思います。
Q.外壁の色の張り分けってどうですか?
A.無理に張り分けずに悩んだら1色で良いと思います。
個性を出すのであれば2色使いも良いですが、「高級感を出したい」「安っぽく見せたくない」なら、1色をオススメします。
外壁を2色使うことは悪いわけではありませんが、平面の凹凸のないところで色が変わるなど不自然なツートンカラーは見る角度によってバランスの悪い見た目になってしまいます。
外壁の色を2色使う場合は、凹凸があるところで張り分けをする、出っ張っているところや凹んでいるところだけ色を変えるようにするのがおすすめです。それが難しいようでしたら、1色にしていただいた方が失敗は少ないかなと思います。
■ガルバリウム鋼板(金属系サイディング)
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の合金メッキ鋼板で、金属系サイディングの中では主流となっています。分かりやすく例えると、耐久性の高い鉄板です。屋根材としてもよく使われる非常に優れた材料です。
〇ガルバリウム鋼板のメリット
何と言ってもデザインが良い点です。昔はトタンみたいでダサいと言われておりましたが、シンプルなデザインが良いとされる時代となり、評価が変わりました。また、窯業系サイディングのようなシーリングの目地がないためスタイリッシュで、外壁材として非常に軽量なため耐震性に優れている点もあります。最大のメリットは、シーリングの目地がなくスタイリッシュでデザイン的に格好良いことです。
〇ガルバリウム鋼板のデメリット
初期費用がそれなりに高いということ、そして鉄板なので凹みやすいです。
外壁は建物の下まであるので、物をぶつけてしまったり、子どもが自転車で引っ掛けたり当てたりすると凹んでしまうので衝撃に弱いかなと思います。
〇ガルバリウム鋼板を採用する際の注意点
窯業系サイディングと同様で塗膜保証が10年ではなく15年以上のものが良いと思います。耐久性として窯業系サイディングと同じくらいのグレードになりますが、8割くらいのガルバリウム鋼板が、塗膜保証は10年というものが多いです。10年保証でもダメではありませんが、できるのであれば塗膜保証が15年以上のガルバリウム鋼板にすると良いと思います。
〇ガルバリウム鋼板のQ&A
Q.ガルバリウム鋼板は窯業系サイディングのようなシーリングがないのでメンテナンスって要らない?
A.サッシまわりにシーリングが使われているので、残念ながらメンテナンスは必要です。
ガルバリウム鋼板の場合でもサッシ(窓)まわりや換気口、配管まわりにシーリングが使われておりますので、メンテナンスが要らないということはありません。15年保証が付いている高耐久タイプのシーリングをオススメします。
Q.窯業系サイディングよりガルバリウム鋼板の方が「耐久性は高い」と聞いたけど?
A.選ぶグレードによって耐久性が異なります。
窯業系サイディングは塗膜保証15年タイプのものがあり、ガルバリウム鋼板の塗膜保証10年と比較すると、窯業系サイディングの方が耐久性が高いこととなります。
ただ、窯業系サイディングの塗膜保証10年や塗膜保証が無いものとガルバリウム鋼板を比較すると、ガルバリウム鋼板の方が耐久性が高いというように、どの製品を比較しているかによって答えが変わってくるのかと思います。(住宅会社の担当者は自分の会社がトクになるように調子の良い説明をするので注意が必要ですね。)
窯業系サイディングでもガルバリウム鋼板でも塗膜保証15年、シーリングは高耐久の15年保証のものを選んでいただければ、あとは好みで良いと思います。
■木質系サイディング
木質系サイディングは、名前の通り無垢の木材を素材に使用した外壁材です。時間が経つにつれて天然木ならではの風合いが増し、ぬくもりのあるデザインが得られます。
〇木質系サイディングのメリット
なんと言っても格好いい!モデルハウスなどで使用されることがあり、良いアクセントになります。
〇木質系サイディングのデメリット
メンテナンスが大変です。木材なので水に弱く、メンテナンスを怠ると腐食や変色に繋がってしまいますので、塗膜を塗るメンテを1年毎に行う必要があります。
塗膜が劣化する前に定期的なメンテナンスが必要となります。(なので、ズボラな私はとてもじゃないですができません。)
〇木質系サイディングを採用する際の注意点
木材を使用するため火に弱く、木質系サイディングの使用が制限されている地域があります。建築地の防火基準を把握することが必要です。下地材で防火構造が取れていれば、その上に張って防火構造の認可を取得することもできます。
また、国産ならヒノキ、秋田杉など、輸入材ならレッドシダー、レッドウッドなど比較的耐水性の高い物を選ぶことも大切です。
いずれにしてもデザインにこだわりがあり、メンテナンスに自信がある方であれば、木質系サイディングはアリだと思います。
■塗り壁
塗り壁は土や珪藻土、モルタル、ジョリパットなどさまざまな素材があります。
もともと和風家屋に使用される塗装方法ですが、近年はデザイン性が高まり、大人気の外壁になります。
〇塗り壁のメリット
何と言ってもサイディングでは得られない独特の質感を得られることです。土のほかにも、ガラスや石などを混ぜたり、タイルやレンガを組み合わせるなど多様なバリエーションがあり、格好良くしたり可愛くしたり、和風洋風など様々な表情を出すことのできる唯一無二の手づくりの外観が実現できます。
また、外壁面をすべて塗り固めるためサイディングやタイルのようにパーツの組み合わせではないため、継ぎ目がなくシンプルでスッキリとした印象になります。
〇塗り壁のデメリット
塗り壁は特殊な工法のため、初期コストが高くなる傾向があります。また、塗り壁の表面はザラザラしているため汚れが付きやすく、(塗り壁の素材ごとで掃除方法が異なるため)水で洗い流す、サンドペーパーで擦る、水を含んだ雑巾で拭き取るなどの掃除が必要です。サイディングのように雨水で汚れを落とすセルフクリーニング機能はあまりありません。
さらに、高圧洗浄機を使用して一気に汚れを洗い流そうとすると、壁を傷める恐れがあるため注意が必要です。
また、塗り壁は塗料のような液体ではなく固形であるため、弾力性が少なくひび割れが起こりやすいと言われています。地盤が弱い土地や近くにトラックが通る道や電車の線路がある場合は、特に注意が必要です。
〇塗り壁を採用する際の注意点
10年ほどで汚れたり、ちょっとした亀裂がありますので、汚れを落としたり補修したり塗り替えが必要になってくることが多い素材ですので、メンテナンスコストが少し高めになりがちです。
ただ、塗り壁はコスト云々ではなくデザイン優先と思います。非常に格好良い素材なので、デメリットを理解した上で是非チャレンジしてください。初期コストやメンテナンスコストがそれなりにかかり、汚れやすいということを理解して採用されると良いと思います。
〇塗り壁のQ&A
Q.そとん壁(シラス壁)ってどうなんですか?
A.非常に良い素材と思いますが、メンテナンスは必要です。
そとん壁、別名シラス壁と言われる九州南部のシラス台地のシラス(白洲)を主原料とした100%自然由来の素材です。高千穂シラスが有名ですね。
無機質で劣化しにくく耐久性が非常に高い素材と言われている塗り壁の材料になります。
塗り壁には、そとん壁(シラス壁)の他にも、耐久性が高かったり汚れが付きにくい素材がありますが、カタログやネット記事に書いてあるようなメンテナンスフリーということ現実的には起きません。塗り壁というのは汚れが付きやすい素材なので、土埃や排気ガス、粉塵の汚れが付着します。また、左官塗りで仕上げられていますので、交通振動や地震などによってひび割れも起こることもありますので、メンテナンスは必要と思っておいたほうが良いと思います。
■タイル
タイルは石や土、粘土を板状に焼き固めた素材です。タイル自体が硬くて傷が付きにくく耐久性もあり、ほとんど給水しないので汚れにくいので経年劣化がほとんどありません。
マンションには、ほぼタイルが使われる非常に良い素材です。
〇タイルのメリット
表面の汚れが付きにくく耐久性も高いので、建物の美観性を長く維持していけるというのがタイルの最大のメリットです。また、種類も多いのでデザインの幅も広く、高級感もありますよね。
〇タイルのデメリット
初期コストが相当高いことです。
「タイルはメンテナンスフリーなので、初期コストがかかっても長い目で見たら、お得じゃないですか?」これはハウスメーカーの営業トークとしてよく聞きますね。この【長い目で見たら】はハウスメーカーで説明を受けたことのある方なら1度は聞いたことのあるフレーズではないでしょうか?
しかし、初期コストは300万~400万と高額なため、予算に余裕があるなら、外壁材の候補にタイルも入れてみてはいかがでしょうか。
また、タイルの表面は汚れにつきにくく塗装も必要ありませんが、タイルにも目地があります。タイルの目地は吸水性があり経年劣化を起こします。ひび割れて剝がれたりすることもありますし、剥がれると落下する危険がありますので、メンテナンスはタイルでも必要です。
〇タイルを採用する際の注意点
家の構造が地震でしなったり変形したりすると、硬質のタイルは追従できず脱落しやすいので、タイルを採用するなら、家の構造自体を頑丈にするなど家が揺れて変形するのを抑える工夫が必要です。
非常に良い素材ですが初期コストが高く、メンテナンスフリーということもないので、過度な期待をしすぎないようにしましょう。
■ALC(軽量気泡コンクリート)
ALCは、珪石やセメント、生石灰、アルミ粉末を原料とした「軽量気泡コンクリート」で軽量化された特殊なコンクリートの外壁になります。
〇ALCのメリット
重さは通常のコンクリートの4分の1くらいと軽い素材でありながら、強度が高く耐火性や耐熱性に優れている、気泡を含ませた素材のため、空気の層によって音を通しにくいというメリットがあります。
〇ALCのデメリット
水に弱い。ALCは気泡が多いため水を吸い込みやすい性質があるため、表面の塗膜がはがれてしまうとスポンジのように水を吸ってしまい雨漏りの原因になります。
〇ALCを採用する際の注意点
塗装が剥がれてしまうと雨を吸収してALCパネルが劣化してしまうため、定期的にメンテナンスができない場合は耐久性が確保できませんので、別の外壁材に交換することをおすすめします。
ALC自体の耐用年数は60年以上と長寿命が魅力な建材です。定期的なメンテナンスが実施できるという方は採用してみてはいかがでしょうか?(そもそも塗膜が剥がれたら雨漏りのリスクが上がる外壁材は許容できませんので、私はオススメできません。)
■樹脂サイディング
樹脂サイディングは塩化ビニール樹脂を使用したサイディングです。樹脂サッシの枠と同じ素材を使った非常に耐久性の高い外壁材になります。
〇樹脂サイディングのメリット
耐久性が高く、海の近くや寒いエリアにおすすめの外壁材です。
海の近くであれば塩分が飛んできて錆びてしまう被害(塩害)や寒いエリアであれば外壁自体が凍って破損する被害(凍害)を受けにくいというメリットがあります。
〇樹脂サイディングのデメリット
選べるデザインが少なく流通量も少ないため割高です。
〇樹脂サイディングを採用する際の注意点
樹脂サイディングの施工できる施工業さんも少なく、また、防火性能により施工できる地域に制限があるため事前に確認する必要があります。
■外壁材を選ぶときのポイント
〇好みのデザインか確認
外観は「家の顔」であり、誰からも見られる場所です。家の第一印象になるのでデザインは重視したいですよね。外壁材は簡単に交換できるものではないので、外壁材の「色」「素材」「質感」で外観の印象が異なります。外観のシミュレーションを参考にしつつ、屋根や玄関ドア、ポーチの色、窓のサッシとのバランスも考えて選びましょう。
また、家の色を決める時は自分の家だけを見て決めるのではなく、周辺の建物や景色のことも考えて決めることも大切です。周りの建物と調和しない色で仕上げてしまうと、周辺で浮いた家になってしまい悪目立ちしてしまいます。
〇メンテナンスの頻度を確認
時間の経過とともに、汚れや傷、劣化が進むため定期的なメンテナンスが必要です。また、外壁材によって耐久性が異なるため、必要なメンテナンスの頻度も違いますので、外壁材ごとで説明した内容を参考に価格とのバランスを見て選びましょう。
〇予算に合っているか確認
外壁材は種類によって大きく価格が異なります。デザインや耐久性だけで選ぶと予想以上に高くなってしまうことも。まずは予算に合わせて外壁材を決めて、そこからデザインや耐久性を比較しながら選んでください。
住宅資金や維持費が十分にある方は何でも自由にやっていただけたら良いと思いますが、なるべくお金を掛けずメンテナンス費用も抑えられるような外壁材を知りたいという方は、このコラムを参考にして間違いのない納得した判断をしていただけたらと思います。