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2024.08.22

【ズボラさんシリーズ】毎日の掃除が楽になる掃除嫌いなズボラさん向けの浴室設備とは?

こんにちは、太陽ハウジングです。

今回のコラムは、掃除が嫌いなズボラさんが採用して良かった浴室の設備を紹介していきます。ズボラさんが掃除をサボりがちな場所といえば「浴室」ではないでしょうか?

このコラムでご紹介する設備を入れていただくことで、お風呂の掃除が楽になります。
お掃除が嫌いで、片付けが苦手なズボラさんは、ぜひ参考にしていただければと思います。

それでは毎日の掃除が楽になる、掃除が嫌いなズボラさん向けの浴室設備をご紹介します。

掃除が楽になる浴室設備
■ダウンライト
浴室の照明部分の掃除を楽にするにはダウンライトがおすすめです。壁付けのブラケット照明でも悪くないですが、ブラケット照明はカバーに埃が溜まりやすく、掃除に手間がかかります。ダウンライトは必須とは言いませんが、掃除が簡単、スタイリッシュで良いかなと思います。

■開き扉
浴室のドアには、折れ戸、開き戸、引き戸とありますが、ズボラさんにおすすめなのは「開き戸」です。その理由は、開き戸は1番掃除が楽だからです。

折れ戸の場合、下部の写真の赤で囲った部分の掃除が難しく、水垢やカビ、ホコリが溜まりやすくなります。

(最近、何だか折れ戸の開閉がしにくいなぁ…)と思いつつもサボりがちになってしまうのが浴室のドアなので、折れ戸は掃除嫌いなズボラさんには向いてないかもしれません。

引き戸もレールや溝があるため掃除がしにくく、さらに引き戸を開けたときに扉が洗面側にくるため洗濯機があると奥のほうの掃除が本当に大変です。

一方、開き戸の場合は、折れ戸や引き戸のようなレールがないため掃除がしやすく、構造もシンプルで故障しにくい点も、ズボラさん向きの扉ではないでしょうか。また、開き戸の場合は、扉の洗面側にバスマットが掛けられるバーが付けられるので便利ですよ。

ただし、開き戸にもデメリットがあります。それは扉が浴室側に開くため、入浴中の人がいると、ちょっと避けてもらわないと扉が空けられません。浴室を譲り合って使えば、通常時は問題ないと思いますが、使用中に洗い場で倒れてしまった場合、助けようとしても扉が干渉して扉が開かず、救助が遅れてしまうリスクがあります。万が一の際に備えて扉を取り外せる練習が必要です。

■浴室内の棚
どのメーカーにも付いている浴室内の棚。以前はビスで固定されている棚が一般的でしたが、最近ではマグネット式の棚が主流となっています。
そんな棚にも、ズボラさんにおすすめなタイプがあります。

掃除を楽にするポイントとしては、浴室の棚を選ぶ際に、お皿タイプではなく「バスケットタイプ」を選ぶのががおすすめです。お皿タイプの棚にも水抜き穴が開いていて、水が落ちる仕組みになっていますが、穴が小さいためしっかり水が流れず、結構な頻度で水垢やカビが繁殖してしまいます。

そのため、浴室内に棚を付ける場合は、バスケットのようなポタポタ水が落ちる棚にするのがおすすめです。

もしメーカー標準品に取り扱いがなければ、ニトリや無印良品、ネットショップなどでさまざまな種類の棚が販売されているので、好みの棚を探してみてください。

■タオル掛け
浴室内というのは、いろんな小物があります。(特にお子さまがいるご家庭なら共感していただけるのではないでしょうか。)
これらの小物を浴室の床に置いたりすると邪魔になるので、吊るしたりすると思います。そんなときに便利なのがタオル掛けです。タオル掛けにS字フックを使えば吊るしておくことで水も切れるので、カビの予防になって衛生面でもメリットがあります。

タオル掛けもメーカー標準品でありますが、棚と同様に(ビス止めではなく)マグネット式のタオル掛けやフックなどもあります。ネットショップでもたくさんの種類がありますので、用途に合わせて自分好みのものを探してみてください。

■浴室の窓なし
最近は浴室の窓を無しにする方が本当に増えています。数十年前の家づくりでは浴室に窓をつけるのが当たり前でしたが、今は必要かどうか検討されて、窓をつけない選択をするご家族も増えています。

浴室内は湿度が高くなるため窓があると必ず結露します。
窓がなければ(当たり前ですが)結露しません。ガラスやサッシに結露がなくなるので、水滴を拭く手間が省け、窓まわりのコーキングにカビが生える心配もありません。ホコリや虫の死骸が溜まりやすい窓のレール掃除も不要です。
さらに、窓から誰かに覗かれていないかという心配もなくなります。

朝日を浴びながらお風呂に入りたい方、お風呂から素敵な景色を楽しみたい方以外は、浴室に窓をつけないほうが良いかもしれません。

■人造大理石の浴槽
FRP浴槽(ガラス繊維強化プラスチックの浴槽)がダメというわけではありませんが、人造大理石の浴槽は表面の硬度が高いので、汚れが付きにくい特徴があります。

どのメーカーでもFRP浴槽から人造大理石浴槽の変更にはコストがかかりますが、ズボラさんなら1番導入してほしい設備かもしれません。ぜひ検討してみてくださいね。

■掃除が楽になる浴室のQ&A
Q.「人造大理石浴槽」と「人工大理石浴槽」があるけど、何が違うの?
A.どちらも大理石に似せた浴槽素材を指していますが、使用される素材や製造方法に若干の違いがあります。

「人造大理石浴槽」と「人工大理石浴槽」の違いは以下の通りです。
樹脂のみで成型した浴槽は「人工大理石浴槽」、天然鉱石を樹脂やセメントで固めた浴槽が「人造大理石浴槽」です。

例外もあるので、詳しくは商品の取扱説明書で確認してほしいですが、人造大理石浴槽の方がより高級で天然石に近い質感を持ち、人工大理石浴槽は加工性が高く、カラーバリエーションや価格面でのメリットがあります。

【人造大理石浴槽取り扱いメーカー】
LIXIL、Panasonic、タカラスタンダード、トクラスなど

【人工大理石浴槽取り扱いメーカー】
TOTO、クリナップなど
※クリナップの一部浴槽で天然鉱石を含んだものや、Panasonicの有機ガラス系素材(スゴピカ浴槽)で樹脂素材の場合があります。

Q.浴槽の自動お掃除機能ってどうですか?
A.自動お掃除機能を付けるより、人造大理石浴槽にして掃除を楽にしたほうが良いと思います。
各メーカーに、浴槽の自動お掃除機能があります。LIXILとTOTOであれば、おそうじ浴槽、タカラスタンダードであれば、オートウォッシュなどあります。

自動お掃除機能を付けて浴槽は洗わなくてよくなるかもしれませんが、洗い場、壁や天井は洗わなければなりません。壊れるリスクや壊れたときのコストを考えるとオススメしません。自動お掃除機能を付けるなら、人造大理石浴槽にして掃除を楽にしたほうが良いかなと思います。

Q.浴室のメーカーはどこが良いですか?
A.基本的にどこのメーカーでも良いと思います。
ご自身の好み、もしくは、建てる会社が得意とするメーカーで選んでいただくのが良いと思います。担当者に「得意なメーカー(安く仕入れられるメーカー)はどこですか?」と事前に確認するのも良いと思います。

今回は、毎日の掃除が楽になる!掃除嫌いなズボラさん向けの浴室設備についてお伝えさせていただきました。

今後も面倒くさがりで掃除嫌い、片付けが苦手なズボラさんに向けて、キッチン・収納計画のコラムを予定しますので、お楽しみに。