太陽ハウジングの家づくりコラム
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2024.08.29
子育てしやすい間取りにするためのコツとは?
こんにちは、太陽ハウジングです。
家族が増える予定、子どもが成長する前に家を建てたいと考えている方は多いかと思います。その際、子どもがのびのびと過ごせて、親にとっても子育てがしやすい間取りを考えることが重要です。子どもがすこやかに成長し、家族みんながコミュニケーションを取りやすい家って、理想的ですよね。
子どもが元気ですくすくと育ってくれるだけでも、親としては嬉しい限りですが、間取りでもできることもいくつかあります。
今回のコラムでは、子育てしやすい間取りにするための、5つのコツについてご紹介したいと思います。
・対面キッチン
対面キッチンは、家事をしながらでも子どもの様子を見守ることができるレイアウトです。特に、小さな子どもって目を離すと何をするか分からないことが多く、いろんなことに注意が必要です。
キッチンからの視界や、配置をどのように整えるのかが非常に重要です。実際にキッチンで過ごす時間って案外長いですから工夫が必要です。
子どもというのは、言葉を交わさなくても見守られているということが何よりの安心感につながります。キッチンからリビングダイニングだけでなく、隣接する畳コーナーやスタディスペース、お庭など、親の視線が行き届く、子どもが見守られている安心感を持てるような間取りになるように意識してください。
対面キッチンにすることで、少し離れた場所でも会話ができるため、自然と家族のコミュニケーションが増える効果もあります。
・リビング階段
玄関ホールや廊下に階段を配置するホール階段に対して、リビング階段はリビング内に階段を配置する間取りです。「リビングイン階段」とも呼ばれます。
一昔前の家は、ホール階段が主流でしたが、子どもとのコミュニケーションを増やすためにもホール階段は避けたいところです。
ホール階段は、リビングを通らずに2階に行くことができるため、子ども部屋が2階にある場合、玄関から真っ直ぐ自分の部屋に行くようになります。LDKに家族がいても、顔を合わせる機会が減ってしまうため、コミュニケーションが生まれにくいのが難点です。
一方、リビング階段なら必ずリビングを通るので、子どもが学校から帰ってきた時や、遊びに行く時など、リビングにいる家族と必ず顔を合わせることになるので、自然とコミュニケーションが生まれます。「どこに行くのか」「今日は〇〇をした」など、小さなコミュニケーションだとしても、つながりを感じられることが大切です。
子育ての基本は、家族とのコミュニケーションを増やすことです。
子育てをしていくといろいろな問題が出てきますが、突き詰めていくと「コミュニケーション不足」というところに行きつくことが多いのではないでしょうか。
子どもとの言葉を交わす機会を増やす目的で、リビング階段の採用を考えていただけたらと思います。
■子育てしやすい間取りのQ&A【リビング編】
Q.リビング階段だとLDKが寒くならない?
A.断熱性能がしっかり担保された家であれば問題ありません。
室内の暖かい空気は上に上がってしまうので、リビング階段下の空間が冷えてしまいリビング階段でLDKが寒いというイメージがあるかもしれません。逆に冷房の場合、冷気が下に流れ上の階は暑いままになりがちですが、断熱性能の高い家であれば問題はありません。リビング階段があってもLDKの気温は快適なまま保たれます。
家の基本性能が担保された家づくりがされているかを確認した上で、リビング階段を採用するようにしてください。
どうしても性能が担保されていない住宅会社で建てたいという場合は「階段手前に扉を設ける」「階段を上がった先に扉を設ける」などの対策をしておくと良いと思います。
・スタディスペース
子どもの頃に勉強する習慣をつけることはとても大切です。その習慣を身につけさせるために、どのような間取りが良いかというと、それは「スタディスペース」です。
1階の親の目が届く場所に子どもがスタディペースを作りましょう。
中学生高校生であれば、自分の部屋で勉強すれば良いですが、小学校低学年までは1人で集中して勉強するのは難しいものです。また、勉強する習慣は小学校低学年までに身に付くと言われています。小さいうちに親の目が届くところで、勉強を楽しくやるという習慣をつけておくことが大切です。
LDKに併設したスタディスペースを設けておくことが理想だということを覚えておいてください。
■子育てしやすい間取りのQ&A【スタディスペース編】
Q.予算やスペース的にスタディスペースが確保できません。
A.ダイニングテーブルをスタディスペース代わりにしましょう。
LDKに併設したスタディスペースがあればベストですが、予算やスペース的に難しい場合もあると思います。そんなときはダイニングテーブルを、スタディスペース代わりに使用して、ダイニング周辺に勉強道具が置けるスペースを確保してください。スタディスペースは勉強をさせる補助的なツールです。子どもに勉強をする習慣をつけていく親の意識が大切ということを忘れないでください。
・子ども部屋の広さ
子ども部屋は、必要以上に広く充実させる必要はありません。
最低限、ベッドと机が置けるスペースがあれば良いと思います。小さいうちはリビングで家族と過ごす時間を確保し、2階は寝るだけのスペースにすることで、家族がリビングに集まるようになるので自然とコミュニケーションも増えると思います。
具体的な子ども部屋の広さは4.5帖+クローゼットがあれば十分です。子ども部屋を大きくしすぎないようにしましょう。
■子育てしやすい間取りのQ&A【子ども部屋編】
Q.子供が大きくなってから4.5帖は狭くない?
A.狭い部屋は、自立を促す理由にもなります。
子ども部屋には、シングルベッドと机があれば十分です。子どもが広い部屋を望むのであれば、社会人になった際に自立を促すことも考えてみましょう。
最近は大人になっても実家にいることもあります。もちろん悪いことではありません。
ただ、大人になったときに部屋が4.5帖では狭いからと言って6帖にしておくことが正しいとは限りません。親が子どもを大切にするのは分かりますが、子どもが将来自立して生きていけることが何よりも大切です。過保護にならないように気をつけてくださいね。
今回ご紹介した子育てしやすい間取りのコツは、家族のコミュニケーションを増やし、子どもが安心して過ごせる空間を作るためのヒントです。間取りだけで子育てがどうこうなるものでもありませんが、間取りが原因でコミュニケーションが減ったり、子育てに悪い影響がでてしまうことも事実としてあります。
子どもとのコミュニケーションを増やすためのコツを間取りづくりの際の参考としてお役立てください。
家づくりに関するご相談は、いつでも太陽ハウジングまでお気軽にお問い合わせくださ