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2024.11.14
食洗機選びのポイントとタイプ別の選び方とは?【後編】
こんにちは、太陽ハウジングです。
今回のコラムは、食洗機の選び方の「後編」をお届けします。
「前編(11/7公開)」では、食洗機を選ぶ際に押さえておきたいポイントを詳しくご紹介しましたが、後編では、前編の食洗機選びのポイントを踏まえつつ、各タイプの特徴を比較しながら、どんな方にどのタイプが適しているかをご紹介していきます。
食洗機選びで後悔しないためのヒントが詰まっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
▼11/7公開のコラムがこちら
それでは、各タイプの食洗機をご紹介しながら、前編でお伝えした選び方のポイントを振り返りながら、具体的に見ていきましょう。
■スライドオープンタイプ 浅型
・開閉の仕方と使い勝手:〇
・容量:5人分 ×
・予洗い必要:〇
・乾燥機能あり:〇
・導入コスト:◎
スライドオープンタイプの浅型は、予洗いが必要ですが、乾燥機能(乾燥時間90分~120分)が備わっており、導入コストが比較的抑えられるのがメリットです。しかし、カタログ上は5人分と表記されているものの、実際には3~4人分の容量で、思ったほど食器が入らず、配置も難しい点がデメリットです。
予算を抑えたい方にとっては選択肢となるかもしれませんが、容量が限られるため、大人数の家庭や食器が多い家庭にはあまりおすすめできません。
(ちなみに、我が家もこの浅型スライドオープンタイプを使っていますが、大きな鍋やフライパンはとても入りません。さらに、うちの子どもたちは飲み物を飲むたびに新しいコップを出してくるので、あっという間に洗い物が増えて、食洗機がすぐにいっぱいに。容量が少ない食洗機だと、こういった「コップ問題」にも悩まされるんですよね。)
■スライドオープンタイプ 深型
・開閉の仕方と使い勝手:〇
・容量:6人分 △
・予洗い必要:〇
・乾燥機能あり:〇
・導入コスト:〇
スライドオープンタイプの深型は、予洗いが必要ですが、乾燥機能(乾燥時間90分~120分)が備わっています。容量はカタログ上で6人分(実質4~5人分)とされており、導入コストも比較的手頃です。スライドオープンタイプのため、食器が入れにくいと感じることがあるかもしれませんが、設置可能なキッチンが多く、機能とコストのバランスに優れています。
■リンナイ製フロントオープンタイプ(45センチ)
・開閉の仕方と使い勝手:◎
・容量:8人分 ◎
・予洗い必要:〇
・乾燥機能あり:〇
・導入コスト:〇
リンナイ製フロントオープンタイプの容量は8人分(実質6~7人分)と容量が大きく、上下2段カゴのスライド式で食器の出し入れがしやすくなっており、乾燥機能(乾燥時間120分)も付いています。
洗浄力はスライドオープンタイプと海外製の食洗機の中間くらいの強さです。
予洗いなしでも汚れが落ちると書かれていますが、大きな固形物くらいは流していただいたほうが良いと思います。(予洗いをするときに、ほとんど洗ってキレイにしてしまう方もいますが、そこまでの予洗いは不要です)
スライドオープンタイプより洗浄力は高いということは確かです。
あと、海外製の食洗機の価格は(目玉が飛び出るほど)高いですが、リンナイ製フロントオープンタイプの導入コストは、思ったより高くありません。
リンナイ製フロントオープンタイプのデメリットとして、キレイにおさめられるキッチンが少ないことです。キッチンと食洗機の色や模様が違ったり、蹴込みが合わず見栄えが悪くなったりする場合があります。ただし、蹴込みについてはあまり見えない部分なので(私のようなズボラさんは)あまり気にしないかもしれません。
また、(あまり気にならないかもしれませんが)電気代が少し高い(1回数十円程度)というデメリットもあります。
リンナイ製フロントオープンタイプは容量が大きく、価格・機能ともにバランスが取れており、「フロントオープンタイプ」の中で最もおすすめできる食洗機のひとつです。
■パナソニック製フロントオープンタイプ(60センチ)
・開閉の仕方と使い勝手:◎
・容量:12人分 💮(ハナマル)
・予洗い不要:◎
・乾燥機能あり:〇
・導入コスト:△
パナソニック製フロントオープンタイプの容量は、12人分と大容量で、スライド式上下3段カゴにより食器の出し入れがしやすいのが特徴です。予洗い不要で高温高圧水流による洗浄と、ナノイーX送風による乾燥でしっかりと乾かす国内最強の食洗機です。
4人家族の1日分の食器や調理器具を1回で洗えるので、共働き夫婦は助かりますね。
デメリットとしては、導入コストが高めなことと、運転時間が通常でも4時間以上かかる点です(意外と知られていないかもしれませんが、ここはご注意を)。それでも、容量と性能重視の方には非常におすすめできる食洗機です。
■海外製のフロントオープンタイプ
・開閉の仕方と使い勝手:◎
・容量(60センチ):12~16人分 💮(ハナマル)
・容量(45センチ):8~9人分 ◎
・予洗い不要:◎
・乾燥機能なし/あり:△~〇
・導入コスト:×
海外製の食洗機は数社ありますが、共通して言えることは、容量が非常に大きく(60センチタイプで12~16人分、45センチタイプで8~9人分)、洗浄力も強力で、鍋やフライパンなどの大きな調理器具も洗える点が特徴です。予洗い不要で、特に大容量の食洗機を必要とするご家庭には非常に便利です。
しかし、デメリットとしては、導入コストが非常に高いことと、乾燥機能が弱い、もしくは完全に備わっていないことが挙げられます。
海外の乾燥した気候向けに設計されています。温風を使用しない自然乾燥方式のため、温水で洗浄した後に温まった余熱で自然乾燥を行うか、送風で乾かす方式を採用していることで乾きが悪く、水滴が残ることがあります。
電気代を抑えたエコ重視設計ではありますが、日本の環境では乾燥面での不安が残る点にご注意ください。
フロントオープンタイプの食洗機は、スライドオープンタイプと比較すると価格が高めの傾向にあります。そのため、導入時に予算オーバーを心配される方もいらっしゃるかもしれません。
また、1回の洗浄にかかる費用もフロントオープンの方がやや高いため、総合的なコストを抑えたい方には、スライドオープンタイプの方が適しているかもしれません。予算を重視される方やコストを抑えたい方には、まずスライドオープンタイプをご検討いただくのも一案です。
一方で、家族の人数が多い方や、1日分の食器をまとめて洗いたい方には、大容量を一度に洗えるフロントオープンタイプの方が経済的な場合もあります。(食器の量に関わらず、1回の洗浄にかかる費用は一定ですので、大容量の食洗機を使うことでランニングコストを抑えることが可能です)
以上、食洗機のタイプや特徴についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
食洗機選びは、家族構成やライフスタイルに大きく左右されるものです。毎日の家事を少しでも楽に、そして快適に過ごすためにも、ぜひご自身にぴったりの食洗機を選びたいですね。ご相談があれば、お気軽に太陽ウジングまでお問い合わせください。