太陽ハウジングの家づくりコラム
- TOP>
- 家づくりコラム
2025.01.16
【家づくり初心者必見!】後悔しないための「忘れがちな13のポイント」
こんにちは、太陽ハウジングです。
注文住宅での家づくりは、間取りやデザインなど「目に見える大きな部分」には注目しやすいですが、「そこ!?と思うような細かなポイント」は見逃してしまいがちです。このような小さな見落としが、後々大きな後悔につながることもあります。
「家は3回建てないと満足できない」とよく言われますが、その理由のひとつも、こうした初めて家を建てる際の気づきにくいポイントにあるのかもしれませんね。
今回のコラムでは、家づくり初心者の方が特に見落としやすいポイントを「13のポイント」をご紹介します。ぜひ、家づくりの参考にしてみてください!
忘れがちポイント①:諸費用
家を建てる際、多くの方が建物や土地の費用に意識を向けがちですが、実際にはこれ以外にも多くの費用が発生します。それが「諸費用」です。これらの諸費用を見落とすと、結果的に予算オーバーとなり、家づくりの計画に大きな支障をきたす可能性があります。
たとえば以下のような費用が挙げられます:
・建物に関する諸費用
火災保険料、登記費用、上下水道工事費用、造成工事費用、地盤改良工事費用など。これらは建築の規模や地域によって異なります。
・土地に関する諸費用
仲介手数料、所有権移転登記費用など、土地購入時にかかる費用も意外に高額です。
・融資に関する諸費用
住宅ローン保証料、事務手数料なども計画に含めておく必要があります。
これら諸費用は、合計で総予算の10%前後に達することが多いため、早い段階で把握し、資金計画に組み込んでおくことが重要です。
特に、建物に関する諸費用のうち「上下水道工事費用」「造成工事費用」と「地盤改良工事費用」は、しっかりと金額のチェックをすることをオススメします。
■上下水道工事費用
水道を引き込んだり、元からある古いメーターを改修する際にかかる費用になります。
元々、家が建っておらず、初めて水道を引き込む場合は、一から工事が必要になります。工事費用は道路にある水道本管の位置や道路の状況によって金額増減しますが、約50万~100万円前後になります。
また、以前家が建っていた場合は、メーター口径を大きくしたり、排水桝の改修や移動などの工事費用は約10万~60万円前後になります(もちろん規模により変わります)
また、上記にプラスして上下水道市納金(水道を使うための権利金)があります。
市納金は市町村によって異なるので忘れずに、住宅会社の担当者さんに確認してもらいましょう。
■造成工事費用
造成工事には様々な種類があります。
・敷地と道路に高低差がある
敷地と道路に高低差がある場合は、駐車場になる部分の土を削ったり、土が崩れてこないように擁壁を作ったりする必要があります。
工事費用は、現場の状況によりますので一概に言えませんが、高低差が1mの場合は約100万から150万円、高低差が2m以上の場合は300万円以上の経費がかかる場合もあります。
お客さまの造成工事は過去に600万円、800万円の費用もありました。
土地の価格だけを見るのではなく、「土地価格+造成費用」を実質の土地価格として試算するようにしましょう。
・境界関係の処理
隣地(お隣さんの土地)との境界で土や雨水が隣地に流れていかないようにブロックを設置する必要があります。このブロックを設置する工事も造成工事費になります。
目安金額として、幅12センチのCB(コンクリートブロック)の場合、1段積み:1m/6000円、2段積み:1m/8000円、3段積み:1m/10000円くらいになります。
また、道路側にある側溝のフタがない場合は側溝のフタやグレーチングを新設しないといけないので、その分の費用が発生します。
隣地だけでなく道路の境界も含めて、どのような状況になっていて処理をするために費用がいくらくらい掛かるのか?ということもチェックしておきましょう。
・解体するものがある
解体というと古家をイメージしますが、外構や植栽の撤去、駐車場のアスファルト撤去もあります。
木造住宅であれば坪単価3万円~5万円程度、鉄骨造やRC造になるとさらに高額になります。また、古家の建築材によってはアスベストが含まれているケースがあり、これが含まれている場合は特別な処理が必要となり、その分費用が大幅に増加します。
また、解体費用や解体にかかる廃棄物処分費用は年々高騰傾向にありますので、土地を購入する際には、「土地価格」だけでなく、造成や解体、廃棄物処分などの諸費用を含めた総合的なコストを考慮し、十分な予算計画を立てることが大切です。
■地盤改良工事費用
地盤改良工事にかかる費用は、実際に地盤調査をしてみないと分かりません。
地盤は強いに越したことはありませんが、「弱い地盤=悪い土地」ではなく、きちんと適切な処理(地盤改良)をすることで安心できる地盤は作れます。
地盤改良にかかる費用については、家の大きさや地盤工事内容によって異なります。
表層改良:30万~50万円、柱状改良:50万~120万円、口径鋼管改良:150万円以上が目安となります。
地盤改良工事費用は、予算として資金計画に計上されていることもありますが、ほとんどは資金計画内では「別途調査による」など金額が0円になっていることも…。(営業スタッフによって対応が異なるので、注意が必要です)
なお、太陽ハウジングでは「地盤改良無料サポート」があります。地盤改良が必要と判断された場合は太陽ハウジングが地盤改良工事費用を全額負担するものです。何か特別に地盤改良無料サポートをするための費用は必要ありません。
さらに、地盤改良には20年地盤保証が付帯されています。これにより、長期的に安心して住まいを維持することができます。
▼太陽ハウジング地盤改良無料サポート説明動画
忘れがちポイント②:駐輪スペース
自動車を停める駐車場の計画は多くの方が念入りに行いますが、意外にも自転車を置くためのスペースについては見落としがちです。家族、特に将来子どもが自転車を使うようになることを考慮していないケースも少なくありません。
その結果、自転車の出し入れがしづらい狭いスペースに置くことになり、日常の使い勝手が悪くなることがあります。また、雨の日に濡れずに自転車を利用できるよう、サイクルポート(屋根付きの駐輪スペース)を設けておくことも快適な暮らしには欠かせません。
解決方法として・・・
・シューズクローク内に設置
シューズクロークの一部に自転車を置けるスペースを設けると、雨風から守るだけでなく、防犯対策にもなります。出入り口から近い場所を選ぶと便利です。
・カーポートの奥行を延長して設置
駐車場に奥行の長いカーポートを設け、車の後ろに自転車を停めるスペースを作る方法です。この場合、自転車専用の屋根を追加しなくても車用のカーポートで十分カバーできます。
・アプローチに設置
家のアプローチ部分に、目隠しフェンスやパーゴラを設けて駐輪スペースをデザインに組み込むと、外観を損なわずに実用的なスペースを確保できます。
・庭やウッドデッキの一角を活用
庭やウッドデッキの一部を駐輪スペースとして活用する方法もあります。見た目を重視する場合、収納ボックス型の駐輪スペースを採用するとすっきりします。
家づくりにおいて、自動車の駐車計画だけでなく、自転車の駐輪スペースはプランの段階でしっかり計画し、将来の家族の生活スタイルも見据えた設計を心がけることが大切です。 自転車を使うシーンを想像しながら、具体的なスペースを検討してみましょう。
忘れがちポイント③:部屋の広さ
図面上では十分な広さに見える部屋でも、実際に建てて生活してみると「家具を置いたら思ったより狭かった」と感じることが少なくありません。初めて家を建てる方の多くは、間取り図や平面図から実際の空間をイメージすることが難しく、家具の配置や生活動線を考慮しないまま広さを決めてしまいがちです。
たとえば、以下のようなケースがあります。
・寝室
「寝るだけだから」と最小限の広さで計画した場合、ベッド以外の家具を置くスペースが足りなくなり、窮屈さを感じる。
・洗面室
洗濯機やタオル置き場、物干しスペース、さらには家族が同時に利用する朝の時間帯に混雑する可能性も。
・リビング
来客を想定していなかったために家族だけで手狭になってしまった。
家具や人の動きを具体的に想像しながら、広さを慎重に検討することが大切です。
解決方法として・・・
・モデルハウスや建物見学会で確認
実際にモデルハウスや建物見学会で、同じサイズや間取りの部屋を確認すると、空間の広さや家具配置のイメージがしやすくなります。現地で生活動線を実際に歩いてみることで、生活のしやすさを具体的に感じられます。
・平面図に家具を配置してもらう
間取り図を用いて、実際に使用する予定の家具を配置してもらうことで、部屋の広さが適切かを検討できます。
部屋の広さは、完成後の生活を具体的にイメージしながら慎重に検討することが重要です。モデルハウスや建物見学会での確認や、平面図に家具を配置してもらうなどの工夫を通じて、家具や人の動きを具体的に想像しながら、計画を進めましょう。
忘れがちポイント④:生活動線
家の中を快適に移動するための生活動線の計画は、暮らしやすさに直結する重要な要素になります。
・洗濯動線
脱衣所から物干し場までの距離が遠い場合や、取り込み後に収納スペースまでさらに移動が必要な間取りでは、家事効率が大幅に低下します。
【解決方法】
物干し場をバルコニーではなく「室内干しスペース」にすると、天候に左右されずに動線を短縮できます。洗濯、物干し、アイロン、収納までを一連の流れで行えるよう、家事スペースを1カ所に集約すると動線が短くなり効率的です。
・朝の動線
朝の準備で家族全員が洗面所やトイレを利用する時間帯に、動線が混雑してしまうケースもよく見られます。
【解決方法】
洗面スペースやトイレを各階に1箇所ずつ設置し、家族が同時に利用できる環境を作ることで混雑を解消します。また、玄関近くやシューズクローク近くに手洗い場を設置すると、外出準備がスムーズになります。
・プライベートとパブリックの動線
プライベート空間とパブリック空間の動線が交差してしまう設計では、来客時に不便を感じることもあります。たとえば、リビングを通らなければお風呂場に行けない場合、家族が入浴中に気まずい思いをすることがあるでしょう。
【解決方法】
ゾーンニングを明確にして、動線が交差しないように気をつけましょう。
生活動線は、家づくりにおける快適性を大きく左右する重要な要素です。現在の生活スタイルを具体的にシミュレーションし、将来的な家族構成やライフスタイルの変化も考慮して計画しましょう。
忘れがちポイント⑤:収納
収納は十分に計画したつもりでも、「使い勝手が悪い」「足りなかった」という後悔が生まれることが多いポイントです。
・玄関収納
靴以外にも傘や外遊び道具、通勤・通学用のバッグなどを収納することが多く、スペースが足りないと玄関が散らかる原因になります。
【解決方法】
靴だけでなく、傘や雨具、ベビーカーなども収納できる広さや高さを確保すると便利です。また、コート掛けを併設することで帰宅時にすぐ片付けられます。
・ウォークインクローゼット
奥行が深すぎると使いにくく、照明が不足すると中が暗くて見づらいという問題が起きがちです。
【解決方法】
奥行は手前と奥に分けて使いやすくし、LED照明や人感センサー付き照明を設置することで快適に利用できます。
・キッチン収納
ゴミ箱の置き場所が曖昧だったり、ストック品の収納が足りなかったりすると作業動線が悪化します。
【解決方法】
ゴミ箱スペースをプラン作成段階から計画して、シンク下やパントリー内に確保し、ストック品は取り出しやすい引き出し式の収納を採用すると効率的です。
収納計画は、「どこに」「何を」「どれだけ収納するか」を明確にし、適材適所に使いやすい収納を配置しましょう。
忘れがちポイント⑥:コンセント
コンセントは家具や家電の配置に大きく影響しますが、設計時に後回しにされがちです。そのため、日常生活で不便を感じる原因になることがあります。
・掃除機用コンセント
掃除機のコンセントが遠いと使いにくく、延長コードを使わなければならない場合もあります。
廊下やリビングには適切な間隔でコンセントを配置し、掃除がスムーズに行えるようにしましょう。
・ベッド周りのコンセント
スマホの充電、ベッドライトなど、ベッド周りで使う家電が増える中、コンセントの数が不足すると困ります。
左右どちらでも使えるよう、ベッド両脇にコンセントを設置するのがおすすめです。
・トイレや廊下のコンセント
トイレのコンセントは、将来の小型ヒーター用など追加しておくと良いです。
廊下のコンセントは掃除機の使用だけでなく、夜間の足元ライトや季節ごとの装飾用ライトにも活用できます。
・キッチンやリビングの用途を想定
キッチンでは、トースター、電子レンジ、炊飯器などの調理家電を想定して、それぞれの配置に合わせて適切な数のコンセントを設置することが重要です。リビングでは、テレビやゲーム機、加湿器など、日常的に使う家電に対応できるよう、余裕を持ったコンセント配置がおすすめです。
また、家電の進化に伴い、新しい製品が次々と登場し、それがいつの間にか家庭の「当たり前」になることがあります。たとえば、以前はソーダストリームやウォーターサーバーが家庭にあるのは珍しいことでしたが、現在では多くの家庭で使用されています。このように、将来の家電の増加を見越して、少し多めにコンセントを設置しておくと安心です。
・家具裏にもコンセントを設置
ソファやテレビボードの裏側など、普段見えない部分にコンセントを設けることで、電源コードが目立たずすっきりした空間を保てます。
・USBポート付きコンセントを採用
スマホやタブレットを直接充電できるUSBポート付きコンセントを設置することで、使い勝手が向上します。特にベッドルームやリビングで重宝します。
後から追加するのが難しいことも多いため、設計段階で十分な数を確保し、使いやすい位置に配置することが重要です。生活動線や家電の使用頻度を考慮し、計画的に配置することで、快適な住まいを実現しましょう。
忘れがちポイント⑦:火災警報器
火災警報器の色や位置が天井デザインと合わない場合、全体の見た目のバランスを崩してしまうことがあります。
たとえば、おしゃれな木目調の天井を計画している場合、白い警報器が目立ってしまうことも。
デザイン性を損なわないよう、警報器を壁に設置するなどの工夫を検討しましょう。
設計段階で警報器の位置や種類を考慮することで、見た目と安全性の両方を兼ね備えた空間を実現できます。
忘れがちポイント⑧:エアコン設置場所と室外機置場
エアコンの設置場所や室外機の位置は、見落とされがちなポイントです。特に、大きな窓やハイサッシを採用する場合、エアコンの設置スペースが限られることがあります。
また、室外機の位置が目立つと外観のバランスを崩し、家全体のデザインに影響を与えることもあるため、慎重な検討が必要です。
解決方法として・・・
・エアコンの設置スペース寸法を事前に確認
大きな窓やハイサッシを計画する際は、エアコンを設置できる壁面のスペース(寸法)を事前に確認しましょう。(カーテンレールを考慮した)窓から壁までの距離、天井の高さも考慮し、適切な設置場所を確保することが重要です。
・埋め込み型エアコンの採用
デザイン性を重視する場合、埋め込み型のエアコンを採用することで、見た目をスッキリさせることができます。特にリビングやダイニングなど、目に触れやすい空間におすすめです。(すっきりした見た目になりますが、天井埋め込み型のエアコンは固定資産税が高くなりますのでデザイン性を重視する方のみおすすめです)
・室外機が目立たない場所
室外機は、外観デザインや庭、ウッドデッキと干渉しない場所に設置しましょう。たとえば、建物の陰や目隠しフェンスを利用して視覚的に隠す工夫をすると、外観の美しさを保てます。
・配管の取り回しを計画的に
配管が長くなったり目立ったりしないよう、エアコンの設置場所と室外機の位置を近づけるのが理想的です。外壁の配管カバーもデザインに合った色や選ぶことで、外観の調和を保てます。
エアコンや室外機の設置場所は、設計段階で適切な設置スペースを確保し、配管や外観との調和を考えた配置計画を立てることが重要です。
忘れがちポイント⑨:ルーター・Wi-Fi機器の設置場所
ルーターやWi-Fi機器をテレビの横や棚の上に無造作に置くと、見た目がごちゃごちゃしてしまい、ホコリも溜まりやすくなります。設置場所を工夫することで、スッキリした印象を保てます。
また、インターネットを快適に利用するためには、設置場所が非常に重要です。ほとんどの方がWi-Fiを利用されると思いますが、意外と「機器の置き場所」が重要なことを忘れがちです。
見た目を重視するなら収納内に置きたくなりますが、「壁1枚で通信速度が半減する」とも言われているため注意が必要です。
解決方法として・・・
・リビングの目立たない場所に配置
ルーターやWi-Fi機器をリビングの隅や家具の陰に配置すると、見た目を損なわず、家全体に電波が届きやすい位置を確保できます。
・専用の収納ボックスを利用
通信機器専用の通気性が良い収納ボックスを利用すれば、ホコリを防ぎながら見た目をスッキリさせることができます。ボックスの材質やデザインをインテリアに合わせて選ぶとより統一感が出ます。
・中継器を設置して通信範囲を広げる
家全体に安定した電波を行き渡らせるために、中継器を設置するのも有効です。特に広い家や複数階建ての住宅では、中継器を要所に設置することで快適なネット環境を構築できます。
・有線接続を併用
動画視聴のような高負荷な通信やオンラインゲームなど1分1秒を争うような場合、可能な限りLAN配線のような有線接続にすると速度と安定性が向上します。壁内配線を計画に組み込んでおくとスマートな見た目で使いやすくなります。
ルーターやWi-Fi機器の設置場所は、収納ボックスや中継器の活用、壁内配線の計画などを組み合わせ、家族の利用スタイルに合わせた最適な配置を考えましょう。
忘れがちポイント⑩:雨樋のカラーと位置
雨樋は、建物の外観のイメージに大きな影響を与えます。細かな部分で設計段階では見過ごされがちです。そのため、完成後に「こんなに目立つ場所に雨樋があるなんて…」と後悔してしまうことも少なくありません。
外観の美しさを保つためには、建物デザインと調和する色を選んだり、目立ちにくい位置に配置することが重要です。
解決方法として・・・
・外壁と同系色の雨樋を選ぶ
外壁と同じ色や近いトーンの雨樋を選ぶことで、目立ちにくくなり、全体的に統一感が生まれます。たとえば、白い外壁にはアイボリーやホワイト系、木目調の外壁にはブラウン系を採用するなどの工夫が効果的です。
・建物の陰になる位置に配置
雨樋を建物の陰や目立たない側面に配置すると、外観の印象を損ねることを防げます。建物の正面からは見えにくい場所に配置するのがおすすめです。
・デザインの一部として取り入れる
あえて雨樋をデザインの一部として見せる方法もあります。昔の建物で玄関近くにある装飾されたイヤリングみたいな雨樋を見たことがありませんか?
意図的にアクセントとして配置することで、デザイン性を高めることが可能です。
雨樋は意外と外観に影響を与えます。設計段階で外壁や屋根のデザインとの調和を考えた色や位置を慎重に選ぶことで、見た目の美しさを損なわず、後悔のない仕上がりを実現できます。
忘れがちポイント⑪:床下点検口の位置
床下点検口が動線の中心や目立つ場所にあると、日常生活で不便さを感じることがあります。また、点検口の上を歩くたびにギシギシ音がする場合もあり、気になる原因になることも。快適な住まいを実現するためには、点検口の設置場所を慎重に検討することが大切です。
動線から外れた場所に設置することで、日常生活の邪魔にならないようにします。
たとえば、収納内やパントリーなどに配置するのがおすすめです。
忘れがちポイント⑫:キッチンのゴミ箱置き場
キッチンでゴミ箱の置き場所が曖昧だと、作業動線を妨げたり、散らかった印象を与える原因になります。
特に、ゴミ箱が調理台から遠いと、ゴミを捨てるたびに移動する必要があり、不便さを感じることも。
快適で効率的なキッチンを作るには、ゴミ箱の設置場所をあらかじめ計画しておくことが重要です。
解決方法として・・・
・シンク下に設置
シンク下の収納スペースにゴミ箱を設置すると、調理中に生ゴミや食材のパッケージをすぐに捨てられ、動線が短くなるメリットと、ゴミのニオイを受けながら料理をしなければならないデメリットがあります。
・背面収納にゴミ箱ユニット
キッチンの背面収納内にゴミ箱ユニットを設置することで、見た目をスッキリ保ちながら作業動線も確保できます。ただし、ゴミ箱の容量が小さいためゴミがあまり入らないことが多いです。
・パントリー内に設置
パントリーがある場合、ゴミ箱をその中に置くと、キッチン全体が広く見え、片付いた印象を与えます。通気性の良いエリアを選ぶと、臭い対策にもなります。
・ダイニング近くに小型のゴミ箱を設置
食事後の片付けがスムーズになるよう、ダイニングテーブル近くにも小型のゴミ箱を設けると便利です。
キッチンのゴミ箱置き場は、家事の効率性やキッチン全体の見た目に大きな影響を与えるポイントです。調理中や片付け時の動線を考え、使いやすい場所に計画的に配置することが重要です。シンク下や背面収納、パントリー内などのスペースを活用しましょう。
忘れがちポイント⑬:米びつの置き場所
お米を保存する米びつの置き場所は、湿気や高温を避けることが重要です。適切な場所を選ばないと、お米の品質が劣化するだけでなく、キッチン全体の使い勝手にも影響します。
パントリーやキッチンの引き出しなど、日常的に使いやすく、環境に適した場所を選ぶと便利です。
また、保冷機能付き米びつを使用する場合は、電源の確保も忘れてはいけません。
住み始めてから「置き場所がない」と困らないよう、設計段階でしっかりと検討するようにしましょう。
解決方法として・・・
・パントリー内に設置
パントリー内に米びつ専用の棚を設けることで、湿気や高温を避けることができます。棚板を可動式にすると、米びつ以外の食品ストックにも対応できて便利です。
・キッチンの引き出し内に収納
キッチンカウンター下の引き出しを米びつ用に活用することで、調理中にお米を取り出しやすくなります。フタ付きの米びつを使用することで清潔さも保てます。
・電源付きのスペースを確保
保冷機能付き米びつを使う場合は、コンセントを近くに設置しておく必要があります。カウンター下やパントリー内に電源を確保することで、すっきりとした見た目と実用性を両立できます。
・冷蔵庫や冷凍庫での保存を検討
少量のお米を高温多湿な季節に保存する場合、冷蔵庫や冷凍庫での保存も選択肢になります。その場合、冷蔵庫内のスペース計画を事前に考慮しておきましょう。
米びつの置き場所は、キッチンの使い勝手やお米の品質管理に直結する重要なポイントです。湿気や高温を避けること、電源の確保、動線に配慮した配置を計画しましょう。
家づくりは、目に見える大きな部分だけでなく、こうした「細かなポイント」にも目を向けることが大切です。
今回ご紹介した13の「忘れがちなポイント」を参考にしていただき、後悔のない家づくりを実現してください。
太陽ハウジングでは、経験豊富なスタッフが一つひとつ丁寧にアドバイスをさせていただきます。どんなことでもお気軽にご相談ください。