太陽ハウジングの家づくりコラム

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2025.02.27
【花粉症対策は家の中がカギ!】お家でできる花粉対策とは?
こんにちは、太陽ハウジングです。
花粉症の人にはツライ季節がやってまいりましたね。春や秋の花粉が多い時期になると、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状に悩まされる方も多いのではないでしょうか?
周りを見渡しても、くしゃみをしたり、鼻声になったりしている人が増え、「花粉症かな? 風邪かな? それとも時期的にインフルエンザ?」と迷ってしまうこともあるかもしれません。
一般的な花粉症対策といえば、マスクやメガネ、薬の服用などがありますが、実は家の中の環境を整えることで花粉の影響を大幅に軽減することができます。
特に、玄関・トイレ・窓際は花粉が溜まりやすい場所です。
「家の中に花粉を持ち込まない」
「室内の花粉を舞い上げず、効果的に取り除く」
この2つのポイントを意識することで、室内の快適さがぐっと向上します。
また、家の中で花粉を減らすことは、家族全員の健康を守ることにもつながります。 特に小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭では、花粉症対策を徹底することで症状の悪化を防ぐこがでます。
そこで今回のコラムは、簡単にできるお家の花粉対策をご紹介します!

■玄関でできる花粉対策
外から家の中に入る際、最初の花粉ブロックポイントとなるのが玄関です。ここでできる限り花粉を落としておくことが大切です。
・コロコロやウェットシートで花粉を落とす
手で衣服をはたいて花粉を落とすと逆に花粉が舞い上がってしまい、玄関の隅や床に溜まってしまいます。
おすすめは、家に入る前にコロコロ(粘着クリーナー)で花粉を吸着させる方法です。これなら花粉をそのまま取り除けるので、後は捨てるだけで簡単です。
・加湿で花粉の舞い上がりを防ぐ
花粉対策として玄関に空気清浄機を置くのも効果的ですが、電源やスペースの問題で難しい場合もあります。そんな時は、加湿器の使用がおすすめです。花粉は乾燥すると舞いやすくなるため、玄関に加湿器を置いて湿度を保つことで、花粉が床に落ちやすくなります。

■玄関の設備や間取りで花粉対策を強化
花粉を家に持ち込まないためには、玄関付近の設備や間取りも重要です。玄関まわりの設備や間取りを工夫することで花粉対策として有効です。
・換気扇で花粉を排出
玄関付近に室内の空気を排気する換気扇を設けることで、屋外から持ち込まれる花粉をスムーズに排出することができます。
・土間スペースを広めに確保
靴や衣服についた花粉を落としやすくするため、玄関の土間スペースを広く取ると効果的です。
・コート掛けを設置
玄関にハンガーパイプを設置し、コートやアウターを掛けるスペースを作ることで、衣類に付着した花粉を室内に持ち込むリスクを軽減できます。
・手洗いしやすい環境を整える
帰宅後すぐに手洗いや洗顔ができるよう、玄関近くに洗面スペースを設置する、または洗面室へ直行できる動線を確保するのがおすすめです。これにより、家に入ると同時に花粉をしっかり落とせます。
「手や顔を拭けば十分」と思う方も多いかもしれませんが、実は逆効果。拭くだけでは、手や顔についた花粉を肌に擦りつけてしまい、症状を悪化させる恐れがあります。
花粉の時期は、付着した花粉を長時間放置しないことが大切。外から帰ったらすぐに、低刺激の洗顔料を使い、やさしく洗顔する習慣をつけましょう。
■トイレでできる花粉対策
見落としがちですが、トイレも花粉が溜まりやすい場所です。しっかりと対策しておきましょう。
・床はこまめに拭き掃除
衣類から落ちた花粉は床に溜まりやすいため、こまめに拭き掃除をして、花粉が溜まらないようにしましょう。そのままにしておくと足について他の部屋に広がってしまう可能性があります。ウェットシートタイプの掃除用具を使ったり、トイレットペーパーにスプレーを吹きかけて拭くことで、花粉を効果的に取り除くことができます。
・トイレマットを撤去するorこまめに洗濯
トイレマットの繊維は花粉が絡まりやすいため、花粉の季節は思い切って撤去するのも一つの方法です。もしトイレマットを使用する場合は、こまめに洗濯して清潔を保ち、花粉が溜まらないように注意しましょう。
・換気扇を24時間稼働させる
気の流れを確保し、花粉が溜まるのを防ぐために換気扇は24時間回し続けるのがベストです。
・防汚仕様の壁紙を採用
花粉が付着しにくい壁紙(防汚クロス)を選ぶと、掃除の手間が軽減できます。トイレだけでなく 玄関・洗面所にもおすすめです。
■窓際でできる花粉対策
晴れた日は外の空気を取り入れたくなりますが、同時に花粉も入りやすくなります。窓際の対策も重要です。
・換気は雨の日に行う
花粉は湿気を含むと飛びにくくなるため、換気をするなら雨の日がおすすめです。レースカーテンを閉め、小さく窓を開けることで、花粉の侵入を最小限に抑えつつ換気ができます。リビングだけでなく、寝室や子ども部屋でもこの方法を試してみてください。

■掃除の工夫で花粉対策
掃除の方法を工夫することで、室内の花粉を効果的に取り除くことができます。
・掃除機の前にモップやフローリングシートを使う
掃除機は排気によって花粉を舞い上がってしまうことがあります。そのため、まずモップやフローリングシートで花粉を拭き取り、その後に掃除機を使うと効果的です。これにより、花粉の舞い上がりを防ぎ、より清潔な環境を保つことができます。
・朝一番か帰宅直後に掃除する
お部屋の空気が動いていない時間帯に掃除をすることで、花粉の舞い上がりを防ぐことができます。朝一番や帰宅直後は、空気中の花粉やホコリが沈んでいる状態。このタイミングで掃除をすると、効率よく花粉を除去できます。
ただし、つい掃除機をかけたくなるところですが、花粉の季節はいきなりの掃除機がけは厳禁です。花粉はホコリよりも小さいものの、分子としては比較的大きく、空気中に舞いやすい性質があります。床に落ちるまで時間がかかるため、掃除機を使うとせっかく沈んだ花粉を再び舞い上げてしまい、かえって掃除しにくくなります。
花粉が気になる時期の掃除のポイントは、ウェットタイプのフローリングシートで水拭きし、その後から拭きすること。こうすることで、花粉をしっかりと除去しやすくなります。
■室内干しで花粉対策
花粉の季節は、外に洗濯物を干すと花粉が付着してしまいます。そこで、室内に洗濯物を干すスペースを確保することが重要です。
・ランドリールームを活用
部屋干しを快適に行うためには、ランドリールームを設けると効果的です。ただ、ランドリールームを設けると、どんどん建物が大きくなって予算が上がってしまいますので、ランドリールームを取り入れるときは洗面室や脱衣室と兼ねて設置してください。
・天井付けの物干しバー(ホスクリーンなど)を設置する
室内でも干しやすい環境を作るために、天井付けの物干しバーを活用すると便利です。家族が増えたり、子どもが大きくなったりすると洗濯する量も多くなりますので、物干しバーは洗面脱衣室に1か所ではなくリビングや寝室などに臨時の物干しバーを設けておくのもおすすめです。
■その他の花粉対策
・24時間換気のフィルターを高性能なものに交換
給気のフィルターを空気中の微細なほこりやアレルゲン(PM2.5 や花粉など)対応の高性能フィルターに交換することで、空気中の微細な粒子をしっかりと取り除き、室内の空気環境を大幅に改善します。
本格的に花粉が飛散する前に交換してはいかがでしょうか?
フィルター交換やフィルター掃除を行うことで、長期間にわたって快適な環境を維持できますよ。
・ガス衣類乾燥機(乾太くん)を活用
花粉の季節に洗濯物を外干しすると、花粉が付着し、アレルギー症状を悪化させる原因になります。一方で部屋干しをすると、生乾き臭や湿気の問題が出てしまうこともあります。
ガス衣類乾燥機の「乾太くん」を使うことで、花粉を気にせず、短時間で清潔に洗濯物を乾かせるようになります。特に、花粉症の方や、小さなお子さんがいるご家庭にはおすすめです。

家の中の花粉を減らすことで、ご自身だけでなく、ご家族の健康も守ることができます。
小さなお子さんやご高齢の方がいるご家庭では、特に効果的です。
今日からできる花粉対策を取り入れて、家族みんなが快適に過ごせる空間を作りましょう!ぜひ参考にしてみてくださいね。