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2025.03.13

【防災グッズリスト】もしもに備えて本当に必要なものとは?

こんにちは、太陽ハウジングです。

3月11日、東日本大震災から14年。
この14年の間にも、台風や豪雨、地震などの自然災害が増え、私たちの暮らしに大きな影響を与えています。

「災害はいつ起こるかわからないし、何を準備すればいいの?」
「特別な備えは面倒…でも最低限の備えはしておきたい」

そう感じている方も多いのではないでしょうか?そこで今回のコラムは、最低限そろえておきたい防災グッズリストと、その準備のポイントをご紹介します。
いざというときに慌てないために、できることから始めてみましょう!

防災グッズは「持ち出し用」と「自宅避難用」に分けて準備!

災害が発生したとき、状況によっては避難所へ移動する場合と、自宅で過ごす場合の2つのパターンが考えられます。

そのため、防災グッズも以下の2種類に分けて準備することが大切です。

1.持ち出し用防災グッズ
避難所へ移動する際や避難先で必要なもの(できるだけ軽量に)

2.自宅避難用防災グッズ
ライフラインが途絶えた際に家で生活するための備蓄品(1週間分が理想)

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.持ち出し用防災グッズ 非常時の「一時持ち出し」セット

避難が必要になった際に、すぐに持ち出せるリュックにまとめておくと安心です。
特に、移動時の負担を減らすために軽量なものを厳選しましょう。

○基本の持ち出しグッズとポイント
・飲料水(500mLペットボトル×2本)
持ち運びやすく、すぐに飲めるサイズが適しています。スポーツドリンクや経口補水液もあると安心。

非常食(高カロリーで食べやすいもの)
ビスケットやエネルギーバー、羊羹やナッツ類など、温めずに食べられるものを選びましょう。

衣類・防寒具(軽量なダウンジャケットなど)
寒さ対策のため、コンパクトに収納できる防寒具を用意。レインコートも追加しておくと便利。

替えの下着(3日分)
避難所では着替えが難しくなるため、最低3日分は準備。吸水性の良いものが◎

携帯ラジオ・懐中電灯(スマホでも代用可能)
情報収集ができるラジオは必携。スマホで代用する場合はモバイルバッテリーも忘れずに。

モバイルバッテリー
停電時のスマホ充電に。ソーラーや手回し式のものがあると長期間の避難生活でも安心

貴重品(現金・身分証明書・保険証のコピー)
停電時はATMが使えなくなる可能性があるため、小銭を含めた現金を準備。

簡易トイレ・ウェットティッシュ
トイレが使えない場合に備えて。消臭袋付きのものが便利。

マスク、消毒用アルコール
感染症対策として必須。特に避難所では衛生管理が重要。

軍手、ヘルメット、ホイッスル
避難時の安全対策として。ホイッスルは瓦礫の下敷きになった際のSOS発信にも役立ちます。

・医療関係備品
持病がある方は、最低1週間分の薬。健康保険証やお薬手帳も準備。

・安眠用品(耳線やアイマスクなど)
避難所の生活では周囲の環境に左右されやすいため、安眠のために耳栓やアイマスクなどのグッズを準備。

・レジャーシートや断熱マット、小型の折りたたみ座布団
避難所の床は硬く冷たい場合があるため、座る場所を確保するために便利。

・子どものストレス軽減グッズ
小さなお子様がいるご家庭は、コンパクトなおもちゃもおすすめ。

2.宅避難用防災グッズ 1週間分の「備蓄品」

災害発生後、電気や水道などのライフラインが途絶えることを想定し、長期間生活できる備蓄を整えましょう。

○基本の備蓄品とポイント
・飲料水(1人あたり1日3L × 7日分)
飲用だけでなく、調理用や衛生用の水も確保。

食料(1人あたり1日3食 × 7日分)
缶詰、レトルト食品、カップ麺、フリーズドライ食品など、火を使わずに食べられるものを中心に。

カセットコンロ(ガスボンベ6本/週)
温かい食事を取るための必需品。ボンベの使用量を考え、多めにストックを

LEDランタン・懐中電灯
夜間の安全確保のため、1人1つは準備。吊り下げられるタイプも便利。

トイレットペーパー、ティッシュ
長期間の避難生活では不足しがち。普段より多めに備蓄を。

簡易トイレ、ゴミ袋
トイレが使えない場合に備え、処理しやすい携帯トイレを準備。消臭機能付きのものがおすすめ。

生理用品、オムツ
女性や乳幼児がいる家庭では必須。

常備薬、救急セット
持病がある方は、最低1週間分の薬を用意。包帯や消毒液もセットで準備。

モバイルバッテリー、充電器
情報収集・連絡手段を確保するため、充電環境も整える。

毛布・カイロ(冬場の防寒対策)
停電時の寒さ対策として必須。電気毛布ではなく普通の毛布を。

・断熱マット、アルミシート
寒い季節には、床冷えを防ぐアイテムとして必須。

以下のリストは、政府が公開している防災グッズリストです。

出典:首相官邸、「災害に対するご家庭での備え ~これだけは準備しておこう!」https://www.kantei.go.jp/jp/content/000111250.pdf

防災グッズQ&A

災害が多発する昨今、防災グッズの準備は万が一の備えとして欠かせません。

「防災グッズってどこで買えばいいの?」
「どこに保管するのがベスト?」
「定期的に見直す必要はある?」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
防災グッズに関するよくある質問にお答えします。

Q.防災グッズはどこで買えばよい?
A.防災グッズは、ネット通販やホームセンター、家電量販店、スーパーなどで購入できます。

必要なアイテムが一式そろった「防災セット」は、初めて準備する方にとって便利な選択肢です。リュックタイプのものが多く、持ち運びしやすい設計になっているため、いざというときに役立ちます。

一方で、家族の構成やライフスタイルに合わせて必要なものを個別に購入し、自分に合った防災グッズをカスタマイズする方法もおすすめです。例えば、小さなお子様がいるご家庭では、粉ミルクやおむつ、お気に入りのおもちゃなどを準備しておくと良いでしょう。

また、アウトドア用品を活用するのもひとつの方法です。キャンプ用のランタンや携帯コンロ、寝袋、ウォータータンクなどは、防災グッズとしても十分に機能し、普段使いしながら備えることができます。

どの方法で準備するにしても、まずは最低限の防災グッズを揃えた上で、必要に応じて追加していくことが大切です。

Q.防災グッズはどこに保管する?
A.防災グッズの保管場所は、緊急時の状況を考慮して決めることが重要です。

持ち出し用の防災グッズは、避難時にすぐ持ち出せるよう、玄関や寝室の近くに置いておくのが理想的です。特に、寝ている間に地震が発生する可能性もあるため、枕元やベッドサイドに懐中電灯やスリッパを置いておくと、暗闇の中でも安全に行動できます。また、貴重品である通帳や印鑑、現金、身分証明書などは、玄関に置くのではなく、寝室などすぐに取り出せる場所に保管しておくと安心です。

自宅避難用の備蓄品については、キッチンやパントリーなど、普段から使いやすい場所に保管するのが管理しやすくおすすめです。日常的に消費しながら補充する「ローリングストック法」を活用すれば、賞味期限切れを防ぎながら効率的に備蓄を維持できます。

また、地震や浸水のリスクを考慮し、備蓄品を複数の場所に分散して保管することも大切です。たとえば、1階のキッチンや収納棚に加えて、2階のクローゼットや押し入れにも非常食や水をストックしておけば、1階が被害を受けた場合でも対応できます。さらに、車のトランクにも飲料水や非常食、毛布などを備えておくと、避難が必要になった際に役立ちます。

Q.定期的なチェックは必要?
A.防災グッズは、一度準備したら終わりではなく、定期的に見直すことが重要です。

定期的なチェックは、最低でも年に1回、防災の日(9月1日)や年末の大掃除のタイミングなどにチェックすると、習慣化しやすくなります。見直しの際に確認すべきポイントは、まず「必要なものがすべてそろっているか」という点です。家族構成が変わったり、新たなライフスタイルに合わせて必要なアイテムが増えたりすることもあるため、現在の状況に適した内容になっているかを確認しましょう。

次に、「消費期限が切れていないか」も重要です。特に飲料水や非常食、乾電池などは、定期的に交換しないといざというときに使えなくなってしまう可能性があります。長期保存が可能な防災食でも、期限が切れていないかこまめにチェックし、期限が近づいたものは早めに消費して補充する習慣をつけましょう。

また、モバイルバッテリーや懐中電灯などの電化製品は、定期的に動作確認を行うことが大切です。バッテリーが劣化していたり、電池が液漏れを起こしていたりすると、いざというときに使えなくなってしまいます。こまめに充電したり、新しい電池に交換したりして、万全の状態を維持しましょう。

さらに、季節に応じた防災グッズの見直しも必要です。夏場には、熱中症対策として冷却シートや塩分補給タブレットを追加し、冬場には、カイロや毛布、防寒シートを準備しておくと安心です。

太陽ハウジングでは、建物のお引渡しの際に、防災グッズをプレゼントしています。

これは、ただ新しい住まいを提供するだけでなく、「災害への備えを考えるきっかけ」になればという想いからです。

災害はいつ起こるか誰にも分かりません。

いざという時に、ご家族の安全を守るためには、日頃からの意識と準備が欠かせません。

しかし、「何から始めればいいのかわからない」「つい後回しにしてしまう」という方も多いのではないでしょうか。

そこで、新しい住まいとともに防災について考える機会を持っていただきたいと思い、お引渡し時に防災グッズをお渡ししています。

この小さな一歩が、ご家庭での防災意識を高めるきっかけとなり、いざという時の安心につながれば幸いです。

住まいの防災対策

防災グッズを備えることはもちろん大切ですが、そもそも「災害に強い家づくり」をしておくことで、被害を最小限に抑えることができます。

例えば、地震対策として耐震等級3の住宅を選ぶことで、建物自体の強度を確保できます。また、停電時にも電力を確保できるよう、太陽光発電や蓄電池を導入することで、ライフラインが止まった場合でも電気を使うことが可能になります。

さらに、ハイブリッドカーを非常用電源として活用できる「停電回避システム」を採用することで、より安心して暮らせる住まいを実現できます。

日頃から防災グッズを備え、家の耐震性や防災機能を強化することで、いざというときに家族の安全を守ることができます。

太陽ハウジングでは、耐震性や停電対策に配慮した家づくりを通じて、皆さまの暮らしをより安全で快適なものにするお手伝いをしています。

「防災対策がしっかりした家で安心して暮らしたい」
「停電時にも電気を確保できる住まいに興味がある」

そんな方は、ぜひ一度、刈谷市一里山町のモデルハウス「GEN」をご覧ください!

未来を見据えた快適・安心の住まい
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災害はいつ、どこで発生するかわかりません。だからこそ、事前の備えと、災害に強い住まいづくりが何よりも大切です。

今回ご紹介した防災グッズを揃えることはもちろん、暮らしの拠点である家そのものを、防災対策が万全なものにすることも、家族の安全を守る重要なポイント。

太陽ハウジングでは、耐震性・停電対策・ライフライン確保を考慮した住宅設計を提案し、皆さまの安心・快適な暮らしをサポートしていますので、ご相談ください。